今回は Outlook のアドインを取り上げてみたいと思います。
Exchange Online では SaaS の性質上細かな動作制御ができる機能を入れられないこともあり、クライアントソフトである Outlook にカスタマイズの役割を担わせているケースが多いと思います。そんな感じに Outlook に手を加えられるアドインは一定のニーズがあるのですが、アドインを作成する際は以下の指標に注意しましょう。
起動の速度ですね。アドインの読み込みに時間が掛かると止まってしまう仕様になっているのです。
起動が遅い場合、情報バーの無効になった COM アドインの表示に以下のように無効になったことが記されます。(起動 5 秒は遅いですね、、、これが Outlook の通知アドインっていうのがちょっとアレな感じがします笑)
速度を保ったままアドインとして動作させるには一番手っ取り早いところとして、 Shim という C++ のアドインを作っておいてそこからコードを読み込ませるという形があります。かなり古い情報ですが、やっぱりネイティブコードは早いですね。
Outlook の起動時は何も行わず、起動後に処理を書いていくことで様々な速度低下に対処していくというわけですね。
Outlook 設定にあるアドインを常に有効にする部分は、以下の資料にもあるのですが、このレジストリにアドイン名を書いておくとよいでしょう。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Resiliency\AddinList
Outlook アドイン自身が最近は少なくなってきてはいますが、作り方を覚えておくと活用できるかもしれませんね。
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