Windows10 May 2020 Update で終了が宣言された機能たちについて

Windows10 May 2020 Update のリリースによって、削除される機能と削除された機能が更新されています。

【削除される機能】

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/deployment/planning/windows-10-deprecated-features

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【削除された機能】

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/deployment/planning/windows-10-removed-features

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削除される機能は、これからのバージョンアップでなくなっていく機能です。
今回のバージョンで出てきたのは、 Microsoft Edgeダイナミックディスク

Microsoft Edge は 1 月にリリースされた new Microsoft Edge に置き換わったため、これからは更新されなくなりました。さらに旧 Edge は長期サポートの Windows10 LTSC にも入っていないため、早々に姿が消えていくのかと思います。

ダイナミックディスクは、ディスクの管理から変更できる、ディスクの形式の一つです。複数のディスクを 1 つに見せるためのソフトウェア RAID 機能を提供していました。

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これは記憶域の管理に置き換わっています。ちょっと前まで記憶域スペースという名前だったかと思います。
いずれにせよ複数ディスクがない状態では効果を発揮できないのでクライアント PC ではあまりなじみがない機能ですね。

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さらになじみが薄い機能としてコンパニオンデバイスフレームワークという Windows Hello の拡張機能が非推奨となっています。

表に見えるのは Edge だけですが、あまり影響がなさそうな状況ですね。

完全に削除された機能としては Cortana 、Windows を USB で持ち運べると話題になった Windows to Go 、 SMS の受信ができた メッセージアプリの 3 つが挙げられています。

Cortana は Edge と同じように新バージョンへの移行ですね。
Windows10 初期リリースでの目玉だったので時代の終わりを感じますね。(といっても、日本語でのリリース自体は 2 代目の11月リリースだったはずです)

削除を見ても主要機能の終了という形ではないので影響は少なそうです。
しかしながら、これらの機能を使っていた人はバージョンアップ時にどのようにしていくか検討が必要となります。

移行としての検討を忘れずに行っていきましょう!

音楽:Church