前回お伝えしたように、 Office365 では従来型のデータセンター経由でクラウドにアクセスする方式ではなく、端末により近いところからインターネットにアクセスする方式を求めているのですが、現在の状態がどうなっているのか社内のネットワーク構成を知らないと、どういった経路を使っていて今のパフォーマンスとなっているかわからないかと思います。
そんなときのためにネットワークの接続性を確認するツールが公開されているようなので紹介させていただきます。
https://connectivity.office.com/
このツールは、利用者のロケーションと Office365 に接続に来る IP アドレスを確認し、どういった経路からのアクセスとなっているのかを確認できるものとなっています。
実際使ってみると面白く、地図上に自分の場所と、インターネットへの出口の場所、 Office365 の入り口の場所が表示されました。
(このツールを使う際には位置情報の送信が必要となるため、 OS の位置情報機能を有効化しておく必要があります。)
経路だけでなく、テストした結果、どういったか所からアクセスしているかも合わせてわかるようになっていました。
以下の例では千葉のインターネット出口から、埼玉の Office365 に入っているということがわかります。
また、パフォーマンスの状況も合わせて表示されており、簡易的に問題の有無も判定してくれます。
判定が良い結果となるのは、上位 58% の応答速度に入っている場合となっているようなので、NGとなっても一概に問題あるわけではないようです。
簡易診断とはなるようですが、面白い機能のため気になる方はぜひ一度利用をしていてください。
音楽:Heavy Duty