Windows7のEOSにあたってはProfessionalとEnterpriseは延長セキュリティアップデートが利用できると案内されていました。
残念ながらHomeなどの家庭用は蚊帳の外に置かれていたのですが、もう一つ、外に行ってしまっていたものがありました。そう、Ultimateエディションです。
Ultimateエディションは一般ストアで入手可能なエディションであったこともあり、規模の小さい会社ではBitlockerを利用するためにEnterpriseではなくUltimateを導入していたというケースがそれなりにあったようです。
ESU発表当初はこのUltimateは対象外だったのですが、困るという声が多かったのか、ESUの対象に追加されたようです。
https://support.microsoft.com/en-us/help/4527878/faq-about-extended-security-updates-for-windows-7
Windows7とWindows10のエディション間の関係性に困っているケースは実はあるのではないかと思っています。
Windows7 UltimateではDirectAccessをサポートしていますが、Windows10 ProではDirectAccessをサポートしておらず、アップグレードというパスをとるとWindows7 UltimateはWindows10 Proとなってしまうのです。
Ultimateで利用できていた機能はEnterpriseのみで提供されているケースがあり、その場合のバージョンアップはMicrosoft 365など、CSPモデルのライセンスを検討していく必要があります。
その整理がつくまではESUでセキュリティ的な延命を。というケースもでてきそうですね!
音楽:レーザーシーカー