Office365 ProPlus をWindows Server 2008 R2でRDS利用しているケースは要注意です

Windows7のEOSがあと20日と迫っていますが、もうWindows10などへのバージョンアップはすんでいますか?
家庭用PCや直接ユーザーが利用しているPCでは大半がWindows10に置き換わってきたのかと思いますが、日本ではまだ1,500万台近くのPCがEOSが近い状態にいるらしいです。

そんななかでなかなか取り上げられにくい状況になっているWindows Server 2008 R2でのRDSを取り上げてみたいと思います。

Windows Server 2008 R2でもWindows7と同様に拡張セキュリティアップデートが提供されており、最大3年間のセキュリティアップデートを有償で受けることが可能です。

詳しくは以下を参照してください。

https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/get-started/extended-security-updates?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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が、この中には記載がないのですが、ESUを適用していてもOffice365 ProPlusのサポートは2020年1月14日で切れてしまうようなのです。

残念ながら直接の記載はみつけられなかったのですが、以下にもあるようにWindows Server 2012 R2以前のマシンでは2020年1月14日以降サポートされなくなるとなっています。

https://support.microsoft.com/en-us/help/4462769/updates-to-office-365-system-requirements

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サーバーでOfficeを利用してるケースはそう多くないように思えますが、VDIやRDSといった形で共有デスクトップの提供元として利用しているケースはまだまだ多くあるのではないかと。
このケースではRDSをWindows Server 2016にアップグレードして利用するほかは対応策がないように思えるので、準備が済んでいない方は急ぎ検討を始めるようにしておきましょう。特にRDSでの利用は企業ユースということになるため、セキュリティホールができてしまう問題もさることながら、ユーザーに対する少しの利便性向上が大きな効果をもたらすものと考えられます。
ぜひそういった観点も視野にいれ、対応を進めていきたいところですね!

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