Windows10 1909(19H2)では、1903のQUを適切にあてていると「イネーブルメント パッケージ」という機能が動作し、10分程度の時間で1909に更新できるということが話題になっています。
が、1809などそれ以前のバージョンからは通常の速度での更新ということだったので、念のためどのような違いになるか試してみました。
用意したのは1803のバージョン。ここから一気に1909にあげていきたいと思います。
環境は仮想ですが、SSDを用いているため、数世代前のPCくらいの感覚で見ていただければと思います。
まずはWindows Updateを確認。
通常の更新プログラムのチェックを行うと、1903にアップグレードされるため、1909にするためには中段にある1909の機能更新プログラムからダウンロードしてインストールしていく必要があります。
ダウンロードしている最中はSoftwareDistributionを確認していたのですが、4GBくらいまでダウンロードしており、その後6GBくらいまでフォルダサイズが膨らんでいきました。おそらく実容量が4GB、インストール展開で6GB程度まで膨らんでいたのかと思います。
ダウンロードが終わったタイミングから時間を計測していきました。
今すぐ再起動をする。を押してからが使えない時間のスタートです。
ここからは数度の再起動と画面の切り替わりなどを待っていきます。
インストール完了のタイミングからは50分ほどとなりました。(うち、10分はインストールが終了してログイン待ちとなっていました。ログイン後に最終処理が入るのですが、これ、先に終わるようにならないですかねぇ、、、)
ここまででイネーブルメント パッケージが利用されない場合は今までと同様の時間がかかることが分かったのですが、更新プログラムはどうなっているのか気になったので見てみました。すると、Enablement Packageの文字が。1803からのアップグレードでも内部的には1903が入ったうえで1909の有効化パッチが当たる形となっているようです。せっかくなので、このパッチをアンインストールしてみました笑
するとやはり、1903に戻りました。試していないのですが、回復からは1803に戻り、アンインストールからは1903に戻るパスとなっているのかと思います。ちょっとややこしいですね。
再度1909に更新したい場合はWindows Updateから今すぐダウンロードしてインストールを選択すると元に戻ります。スタートラインとしてはこれでよさそうですが、今後パッチが出てからこの辺りがどのように動くのかは気になるところですね。
同じ動作で考えると、1903側に動作しない1909のパッチが入ってくるイメージになるのかとは思いますが、、、
今回のイネーブルメント パッケージはアップグレードにおける新たな取り組みとなるのでしょうが、こういったチャレンジは今後も継続して続けてもらいたいですね!
音楽:タチコマの家出