そろそろWindows10 1909が出てほしいなぁという話をしたばかりでしたが、1909がリリースしました。
愛称はNovember 2019 Updateとなっています。
このバージョンは9月バージョンのため、Enterpriseで30か月、2022年3月10日までのサポートが受けられるものとなっています。
https://support.microsoft.com/en-us/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet
今回の1909はほとんど機能が追加されておらず、品質強化に焦点が当てられていますね。
機能一覧は以下になりますが、Windows Searchのクラウド対応とWindowsの時計からカレンダーに予定を組めることあたりが生産性向上された機能という感じです。
【新機能】
1809の轍を経て、不具合は徹底的にチェックがされているようで、現在見えているのはIMEとネットワーク機器関連の問題のみです。
それもドライバーの更新で対応できるものや、マスター作成時にのみ発生するような限定影響のみとなっています。
【残不具合】
今回のバージョンでは、1903のQUを適用しているとその中で機能がインストールされ、無効化された状態で使えるようになるのを待つイネーブルメントパッケージという形式でも配布されています。
このパッケージでアップグレードされた場合、アンインストールするときは回復機能を利用するのではなく、更新の履歴を表示するメニューから更新プログラムをアンインストールという方法で戻していくことになります。
この辺りはかなりクリティカルな話かもしれません。企業向け利用で1903から1909へと毎期バージョンアップしているケースがあるかは微妙なところですが、何らかの問題に直面した際の戻し方が変わるため、用意する手順などが少し高度になりそうに感じます。
そのほかにも更新のサイズなど有用な情報が記されているので上記のサイトは一読しておくことをお勧めします。
これから規模拡大して利用される中で問題が出ることはあるかと思いますが、最小にとどめ、この辺りで失地回復といった状況になってほしいですね!
音楽:羽化