Windows10 RDPでのMSAログインについて

先日お伝えしたTeamsがOffice 365 Proplusに仲間入りする件ですが、テスト環境を作って動作を試してみたいと思います。

Office365 Office365 ProplusにMicrosoft Teamsが仲間入りするようです - ()のブログ

テストに利用したWindows10は、MSAでのログインで、仮想環境に作ってみました。

そのため、RDPを使ってMSAでアクセスするところからとなります。
意外とこれが一筋縄ではいかずに苦労しました。

RDPでは、ネイティブにMSAアカウントでのログインに対応していないようで、接続後にログイン情報を入力できるよう、接続ファイルを作ってからのアクセスが必要となるので、まずはその手順をお伝えしたいと思います。

まずは検索窓にRDPと入力し、リモートデスクトップ接続を立ち上げます。
詳細設定タブを開き、サーバー認証の項で警告メッセージを表示するように設定しておきましょう。

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つぎに全般タブで接続先情報を入れておきましょう。
入力が終わったら接続設定の名前を付けて保存を押し、RDPファイルを作成します。

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この対応で出来上がったRDPファイルをメモ帳で開きましょう。
以下のように、文字が並んでいるのが見て取れるかと思います。

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ただし最初の状態ですとMSAでアクセスしようとすると、以下のように資格情報は機能しないといわれてしまいます。

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そこで、以下の文字を先ほどのRDPファイルの最下部に入力してみましょう。するとMSAでのRDPログインが可能となります。

enablecredsspsupport:i:0

この項目は、認証画面を接続後に入力するオプションとなっており、RDP起動時のユーザー情報入力を避けることができるのです。

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このマジックワードを入力することで、RDPからMSAでWindows10にログインすることができました。

しかし単純なログインだけですが、いろいろな技術が組み合わさると一筋縄ではいかなくなりますね。

音楽:Cosmic Dare