Microsoft Teamsではいままでユーザーに対するアドレス帳という考え方がなかったのですが、ここ数か月でExchangeのアドレス帳と統合していく機能が盛り込まれるようです。
Use Microsoft Teams scoped directory search | Microsoft Docs
簡単に言うと、一部入力で一覧表示されるユーザーを部門ごとなどに絞る機能という形でしょうか。
そもそもアドレス帳という概念が薄いTeamsなので、UIが変わっていかないとあまり利点は無いかもしれませんが、上部でユーザーを入力する際の出方について動きが変わるということになるかと思います。
設定はMicrosoft Teams & Skype for Business管理センターより設定 - 検索からABPを利用した範囲ディレクトリ検索をオンにするだけです。
Exchange アドレス帳ポリシーはメールボックスに対してSet-Mailboxコマンドで設定していくものとなります。
そのためおそらくですがExchangeのライセンスを有効化して初めて利用できる機能となっているのかと思われます。
また、あくまで選択補助の機能となるため、やり取りできるユーザーを制限するものではないので注意が必要です。
メールアドレスを全量入れて問いかける場合などでは効果を発揮しないということですね。
出てきたばかりのため、評価はこれからとなると思いますが、一つ二つでも使いやすいものが出てきてくれるとありたいですね。
音楽:Medicine Eater