Office365 Proplusでは、月次チャネルや半期チャネルといった形で、今までのOfficeクライアントとは異なり数か月単位でのバージョンアップが行われます。このバージョンアップでは、当然のことながらOfficeのモジュールをダウンロードしてくることになります。
実はこのモジュール、意外とサイズが大きいのです。以下サイトに更新プログラムのサイズが記載されているのですが、小さい時で100MB弱、大きいときは400MB超といったサイズとなるのです。
Office 365 ProPlus の更新プログラムのダウンロード サイズ | Microsoft Docs
表が少し見にくですが、大きく表示されている日付が表の更新日、続いてチャネルの名称、更新後のバージョンが記載され、その下の部分にどのバージョンからのアップデートなのか。が記載されます。上記図では1807のBuild 10325.20118から1808のBuild 10730.20088にバージョンアップする際のモジュールは231MB程度である。ということが読み取れます。
ひとつ前のバージョンから最新バージョンに更新する場合はデルタアップデートといわれるパターンでのモジュール取得となるため、少しサイズが小さくなりますが、基本はこのサイズを意識しておくのが間違えないでしょう。
数人であればインターネットからのダウンロードでもよさそうですが、人数が増えるとトラフィックが気になるサイズとなります。
以下を見ると更新プログラムをとってくるタイミングが記されています。
Office 365 ProPlus の更新プロセスの概要 | Microsoft Docs
このように、特定日のある程度定まった時間からダウンロードが開始されることになるので、トラフィックの集中には特に注意が必要となります。
これを制御する場合は、SCCMを利用することや、ポリシーを設定し、更新プログラムを検索する場所をオンプレサーバーにしておくなどの処置が必要となります。
大規模な運用を行う場合は意識して管理したいですね。
音楽:ECHOES OF THE MIDDLE AGE