Office 365は世界中のデータセンターにデータを置きながら、どこからでもアクセスが可能であるという特性があります。
しかしながら、コアデータについては設置される場所がきまっており、場合によってはCDNなどで世界中にばらまく。という考え方をとっています。
この考え方は、法的にデータの所在が重要となるケースにおいては最適な考え方なので、企業向けの製品であるOffice365はそれに倣っているという形です。
前段が長くなりましたが、Microsoft Teamsもその一環で、日本のデータセンターにデータを置くことができるようになったようです。
2018年8月22日以前にTeamsにアクセスしたことのあるテナントの場合、以下のようにAPAC(アジア太平洋)のAzureセンターにデータが格納されていました。
これが、日本にそろうということですね。
しかしながらすでに利用しているケースでは、2019年に移行の案内が出るようです。
少し時間がかかりそうですね。
更に言うと、Exchangeが日本リージョンに移設された際には、2か月以内に移行是非の決定が必要で、移行を決定しても24か月かけて移行されるというかなり長期にわたる計画を持っていましたので、今回もそういった形になるのではないかと推測されます。
Moving core data to new Office 365 datacenter geos
そのため、移行を行いたい場合は今のうちから計画を立て、社内承認などを済ませておく必要がありそうです。
詳細は以下サイトに記載があるので、Teamsを利用されている方は一読しておくとよいかと思います。
Microsoft Teams Launches Australia and Japan Data Residency - Microsoft Tech Community - 237827
音楽:時間の砂