数か月前に案内があり、そのうちに各種の同期機能が搭載されるといっていたOneDriveですが、とうとうデスクトップ同期の機能が追加されました。
設定画面で同期対象とするフォルダーを選択することができます。
こちらはOneDrive上のフォルダーを中心として表示されていますね。
今回の追加で行えるフォルダーはデスクトップ、ドキュメント、写真(画像)の3種です。ビデオやミュージックなどは対象外なので、そのあたりは注意が必要です。
設定方法は、自動保存タブの中からフォルダーの更新を選択し、同期を開始する形となります。
ボタンを押すと以下のような画面が。
onenoteの.oneやOutlookの.pstは対象外のようで、そのファイルがフォルダーにあるとエラーとなります。
同期対象外に移動させてあげましょう。
同期対象が問題なくなると以下のように保護を開始するボタンが押せるようになります。
この際にOneDriveに空き容量が足りない場合はエラーが警告されるため、場所を確保しておくようにしましょう。OneDrive for Businessを利用している場合はそう簡単に足りなくなることはないとは思いますが、、、
保護の開始を押下すると、データのアップロードが開始されます。
初期設定時の基本的な動作はオンデマンドなので、すでに上にあるデータをダウンロードすることは無い様です。無駄な同期で帯域を潰すことはなさそうなので一安心ですね。
同期が開始されると以下のような画面が表示され、同期が動いていることがわかるようになっています。
進行状況を表示させると、同期アプリ上でファイルがアップロードされている様を見ることが可能です。
データ量が多いと時間がかかりますね。ネットワークの使い方については、設定でアップロード速度などを制限することができるため、この機能をうまく使って帯域を食いつぶさないようにしておく必要があります。
初期状態では帯域制限は行われていないので、必要に応じて最初に設定しておくとよいですね。
制御はグループポリシーを利用することも可能な様です。まだ試していないのでうまく動作するかまでは確認が取れていませんが、以下サイトでadmxファイルが配布されています。
グループ ポリシーを使用し、OneDrive 同期クライアント設定を制御する | Microsoft Docs
同期が完了すると、デスクトップに同期状態が表示されるようになります。
クラウドにデータを保存しておくという動作は、スマートフォンがかなり先を言っていましたが、ようやくPCも追いついてきたということでしょうか。
まだまだ一部のデータだけが同期対象という状況で、機能が充実しているとは言えないと思いますが、この流れはPCのありようが変わってくるかもしれませんね。
データの安全性等を考えると、PCからできるだけクラウドに移動させておきたいというところでもあるので、この流れはぜひどんどんと進んでもらいたい感じです。
音楽:誰か、海を。