ちょうど一年前にも同じような投稿を行っていましたが再度おさらいをしたいと思います。
Office365 Office Insider ファーストビルドの利用について - ()のブログ
Office365 Proplusでは、Windows10と同様に6か月サイクルで新バージョンを提供するようになっています。また、これまたWindows10のSAC、SACTのように、リング配信の形で複数のバージョンを同時提供する形となっています。
この提供バージョンをどのように変更するのか。というのが今回の内容なのですが、正直なところ、私もよくわからなくなってきました笑
というもの、どのバージョンを配布するのか。というのは、複数個所から選択することができるようになっているようなのです。
1.組織のプロファイル
管理センターの組織のプロファイル上で、リリーストラックを選択する。というのが一つ目の設定か所です。
ここで設定できるのは、通常のリリースを受けるか、組織全体で早期のリリースを受けるか、一部のユーザーのみ早期のリリースを受けるか。を選択することができます。
おそらくこちらは、Office365全体の機能追加に関する内容になるのかと思います。
試せていないのですが、おそらくWeb側の配布が早い。ということになるのかと。
2.サービスとアドインのOfficeソフトウェアのダウンロード設定
2つ目の設定か所はサービスとアドインからOfficeの設定を選んだところにある設定です。
こちらでは、ユーザーを絞ることはできないのですが、月次チャネルを配布するのか、半期チャネルを提供するのかを選ぶことになります。
1に対して2はOffice365 Proplusを指しているのかと思います。逆に考えると、Proplusは標準状態ではターゲット指定での配布は行えず、月次か半期かを選択するのみができるということになりますね。
Office365 Proplusでは、対象者を指定して配布を行いたい場合、Office 2016 の展開ツールを利用する方法になるようです。
以下アドレスより展開ツールをダウンロードし、展開ツールの設定用XMLを修正することで配布されるバージョンを指定していくことになります。
Download Office Deployment Tool from Official Microsoft Download Center
展開ツールのXML指定方法は以下内容を読むとわかりやすいと思います。
ここではInsider PreviewのXMLの指定方法も記載があるので、気になる人は試してみましょう。
Office 365 の商用ユーザーが Office 2016 の新機能にいち早くアクセスする方法 - Office サポート
Office365 ProplusのInsider設定やターゲット指定についてはUIでの設定ができるようになってほしいと思うのですが、あまり要望はないのかもしれませんね。
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