Office365では、送受信者に設定できる最大数が500人となっています。
それが原因となり、会議開催通知に含めることのできる人数も500人となっていました。ただし、これには抜け道があり、配布リストに対し送付することで配布リストを1人と数えるOutlookの仕様から、500人を超える会議通知が行えていました。
しかしながら、会議の出欠については配布リストに入ったメンバーがそれぞれ応答すると最大で400人の応答までしか記録ができないという問題がこのっていました。(これは、応答ごとに応答者を会議の参加者に追加するという仕様によるものとなります。本当は500人まで行ってほしいところですが、最大の500人となってしまうと、出席取り消しなども行えなくなるということで、最大値は400人に絞られています。)
この最大400人という制約ですが、何と突破できるように仕様が変わっていくようです。
以下サイトに詳細が。
Scheduling meetings with hundreds of attendees - Office サポート
要約すると、現状の400人の応答を受ける部分が最大で2,000人まで拡張されるとのことなのです。
最近はSkypeの大規模会議機能となる会議ブロードキャストなど、10,000人規模の予定を組める状況のOffice365にとっては必然的な修正事項かもしれません。
とはいえ、一般に使うケースがどれだけあるのかはウォッチしてみたいところです。
この機能、5月の初旬にはリリースされるとのことなので、大規模な会議を組むことがある企業は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
音楽:
ちなみにExchangeの閾値関連は以下サイトを見てみるとよいでしょう。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/exchange-online-limits.aspx
音楽:哀愁のポルトガル