Office365 Excelの共有ブック機能は非推奨機能になり共同編集が主流に

Excelといえば。というくらい、多くの方が利用経験のあるであろうブックの共有が非推奨となったようです。

【ブックの共有】

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昔からある機能なので、頻繁に利用していた人はご存知だと思いますが、ファイルサーバーに共有を有効化した状態で保存し、複数人で開いて利用するというのが本機能の利用方法でした。

少人数で頻度低く利用する分には良いのですが、中規模に(5人程度)頻度高く利用するとファイルの保存時に保存のバッティングが起こり、データを破損してしまう。などということも頻繁に見かける事象かと思います。

また、行の追加やセル結合など、比較的よく使う機能も利用ができないなど、あと一歩な使い勝手に泣かされたケースもあるあるだったのではないでしょうか。

Office365のExcel2016では、こういた問題があるブックの共有が非推奨となり、代わりに共同編集が推奨される共有機能として提供されるようになりました。

ファイルをOneDriveやSharePoint Online上に保存したうえで、右上の共有ボタンを押し、ユーザーを追加するだけで共有を行うことができるようになる、かなり便利な機能となっています。

【共同編集】

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共有ユーザーの追加はGALを利用して行います。

【GAL】

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これで設定は完了。複数人で共有することができます。

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この機能をうまく活用すると、ファイルを作成しながら校閲をかけるなど、今までにないスピード感でひとつのファイルを作成することが出来、時間の有効活用を行えるようになるのではないでしょうか。

この機能はExcel2016でも、Office365のサブスクリプションを利用しているケースでのみ利用が可能となっています。この機能の勝手の良さはサブスクリプションを利用してよかったと思えるレベルですので、ぜひ利用してみることをお勧めします。

音楽:No One's Home