最近SfBの管理センターを触っていなかったのですが、いつの間にやら通話の分析が行えるようになっていたようです。
【Skype for Business管理センター】
下部2項が通話系の項目となっています。
【通話品質ダッシュボード】
https://cqd.lync.com/spd/#/Dashboard?language=ja
数が多く見にくいかもしれませんが、以下の項目を表示することができます。
全体的な通話品質
- オーディオ ストリームの月間トレンド/日次トレンド
- サーバー/クライアント間の月間トレンド/日次トレンド
- クライアント間の月間トレンド/日次トレンド
サーバ/クライアント間
有線(内部)
- 有線 (内部) の月間トレンド/日次トレンド
- 有線 (サブネット内)
- 有線 (建物内)
有線(外部)
- 有線 (外部) の月間トレンド/日次トレンド
- 有線 (サブネット外)
- 有線 (建物外)
Wi-Fi(内部)
Wi-Fi(外部)
クライアント間
有線(内部) - 有線(内部)
- 有線 (内部) - 有線 (内部) の月間トレンド/日次トレンド
- 有線 (内部) - 有線 (サブネット内)
- 有線 (内部) - 有線 (建物内)
有線(内部) - 有線(外部)
- 有線 (内部) - 有線 (外部) の月間トレンド/日次トレンド
- 有線 (内部) - 有線 (サブネット外)
- 有線 (内部) - 有線 (建物外)
有線(外部) - 有線(外部)
- 有線 (外部) - 有線 (外部) の月間トレンド/日次トレンド
- 有線 (外部) - 有線 (サブネット外)
- 有線 (外部) - 有線 (建物外)
有線(内部) - Wi-Fi(内部)
有線(内部) - Wi-Fi(外部)
音声品質のSLA
利用にあたっては、この内外を判断するための基準となる建物情報をOffice365に登録する必要があります。
フォーマット情報は以下を参照していただくのが良いかと。
Turning on and using Call Quality Dashboard in Skype for Business Online - Office Support
50MB以下のCSV、TSVでヘッダなし。
以下14項目を持ったファイルとする必要があるようです。なお、最初の3つと最後の2つ以外はグルーピング用の項目のようなので、必須入力とはなっていないようです。
- IPアドレス帯域(192.168.0.0の形式)
- ネットワーク名
- IP幅(IPアドレス帯域に対するサブネットマスク値?)
- ビル名称
- ビルオーナー名(会社名?)
- ビル種別(事業部名?)
- ビルオフィス種別(部門名?)
- 都市
- 郵便番号
- 国
- 州(県)
- リージョン名
- 社内フラグ(社内が1)
- ExpressRoute利用フラグ(利用の場合1)
【通話分析】
https://adminportal.services.skypeforbusiness.com/analytics/home
ユーザーごとに通話の分析が行えるようです。
サイトデータとして利用するファイルは通話品質ダッシュボードと同じものとなります。
権限が2通りとなっており、第1階層と第2階層で見せる範囲が異なるようです。
こちらの詳細は以下サイトに。
Set up Skype for Business Call Analytics - Skype for Business
第1階層は名前程度がわかるのですが、第2階層はIPなどの品質をチェックするための情報が表示可能となるようです。接続元電話番号や会議内容は閲覧不可となっており、セキュリティ上は管理者といえども一定の状況下となるよう配慮されていますね。
個人的にSfBはあまり触ってきていないこともあり、詳細までイメージが落ちていないのですが、SIPの品質を図れるのは使い道がありそうな予感がします。
日本の音声通話網はNTTが整備しつくしているので、あの品質には太刀打ちが難しいですが、実用できるかどうか。という点においては何とかなる領域だと思っています。
是非SfBでの通話が現実的なレベルまで発展してくれることを願います。
音楽:Girls rule