Microsoft Edge ワークスペース機能のプレビューへの参加が可能となっていました

Build 2023 で個人向けの Edge ワークスペースプレビューが開始された旨がアナウンスされていたので、さっそく Canary Channel を導入し動作を試してみたいと思います。

Stable Channel の Edge では残念ながらこのアイコンが表示されないため、まだ利用はできなさそうでした。

左端にあるウィンドウが複数あるマークをクリックすることでプレビューに参加することが出来ます。

まずは参加前に詳細情報を見てみましょう。

https://blogs.windows.com/msedgedev/2023/04/05/edge-workspaces-preview/

組織向けのパブリックプレビューは 4 月に開始していたようですね。見逃していました!

プレビューに参加ボタンを押すと、この機能で行えることが書かれています。

Ignite の時に発表されたと記憶しているのですが、複数人で同一の Web サイトを見ることが出来る機能なのですよね。 Teams の Web 会議で画面共有すればよいと思われるかもしれませんが、同期しつつそれぞれが独自に触れるというのは使い勝手が上がりますよね。

早速始めるボタンを押してみます。

今度は新規作成ボタンに変わりました。

ワークスペース名と色を選んで完了を押せばワークスペースが完成です。

シンプルなのは使いやすさの原点なので、これくらいで使えるのが良いですね。

ワークスペースの作成はものの 10 秒程度で完了します。早いところもよいですね。

作成が完了すると選択したカラーのブラウザーが立ち上がります。右側に招待ボタンが付いているのが分かりまでしょうか。これが目印ですね。

ワークスペース名を選択すると、管理ができるようになっていました。

いくつもワークスペースを持つことが出来るようです。

招待ボタンを押すと、リンクのコピーボタンが表示されます。

5 人まで招待できるようになっているみたいです。

試しにこのアドレスを Stable Channel の Edge に貼り付けてみましたが、サインインしていないことになっていました。やっぱり Canary Channel は必要なようです。( Beta などでも行けるのかもしれません。)

さすがに Canary Channel を複数作っていないので実際の動作は試すことが出来ませんでしたが、コンセプトは面白いので、今後もうちょっと追っていきたい機能が増えた感じです。新しい機能は成長が楽しみですね!

音楽:Too Good Too Bad

Microsoft Edge サイドバーに Image Creator が追加されていました

Microsoft Build も佳境に入り今年の中心は Copilot である。ということが見えてきた昨今ですが、 Microsoft Edge も Bing Chat を中心に AI 機能のリリースに勤しんでいます。

Bing Chat は GPT の実装の一つですが、同じように実装違いという点で、 DALL-E というものがあります。

これは、文章を作る Bing Chat に対し、画像を作るための GPT です。

この DALL-E をラッピングした Image Creator というアプリがサイドバーに追加されていました。(実際は 2023 年 4 月には利用が出来ていたようですね。)

この機能を利用するとプロンプトを入力していくだけで画像を作り出してくれる優れものです。
Microsoft アカウントとの連携が必要で、お任せで探すボタンの脇にあるブーストという雷マークの数値の回数まで作成できるという形になっています。

一番下に、どのような書き方をすると精度の良い画像が出来上がるか書かれています。

形容詞 + 名詞 + 動詞 + 種類 という流れで文章を書くとよいみたいですね。

早速、以下の内容で画像を生成してもらいました。

「キュートな猫が頭を書いているアニメ絵」

するとボタンが作成中に変わり、下部にプログレスバーが表示されるようになりました。

1 分程度すると画像が出来上がります。

手が多く存在しているなど若干気になる点はあるものの、これは楽しいですね。

画像を選ぶとサイドバーから離れ、ブラウザー上に大きいサイズが表示されました。

ここから共有や保存もできるようになっています。

右上の×ボタンをおすと Image Creator のサイトに移動しました。

https://www.bing.com/images/create

サイドバーを使う意義は薄いかもしれませんが、こうやって手軽にいろいろやれるのはよいですね。

Copilot と同じように、簡単に触ってもらうという方向性も良さを引き立てているのではないでしょうか。

この Image Creator 、まだ未利用の方はぜひ使ってみるとよいでしょう。

リリース直後は英語だけの対応でしたが、今は日本語対応しているので、適当な内容を入力して試してみましょう。

音楽:PAPA Plastic

Dev Home アプリがプレビューできるようになりました

Buidl 2023 で発表された機能の一つに、 Dev Home というものがあります。

今回の Build では多くの発表が今後動くであるとか、プライベートプレビュー中であるといったものが多かったのですが、その中でもいくつかは実際に利用できるようになっていました。

その一つが Dev Home です。

このアプリは開発環境を作成するのに役立つ機能となっています。

具体的には開発向けアプリやリポジトリの取得を通じて簡単に環境をつくることが出来ます。

実際にインストールするには以下の Microsoft  Store からインストールしてください。

https://apps.microsoft.com/store/detail/dev-home-%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/9N8MHTPHNGVV

まだ利用者が少ないので推奨の星はハイフンになっていました。

インストールするとこんなアイコンが追加されます。

開くとこのような感じでセットアップが入ります。

セットアップが終わればもう利用開始することが出来ます。

Dev Home はダッシュボードとコンピューターの構成から成ります。

コンピューターの構成ページで、 GitHub リポジトリを持ってきたり、必要なアプリをインストールするといったことが出来ます。

GitHubリポジトリはサインインしてもそこから持ってくる必要があります。

サインインは設定からアカウントを選択して行っていきます。

アカウントを追加ボタンを押してください。

GitHub のマークが出てきました。

残念ながら Enterprise の GitHub に対応するのはもう少しかかりそうですね。

アカウントの接続はブラウザーを介して行うためブラウザー側で接続を許可していきましょう。

GitHub Extension としてリリースしたみたいですね。

Authorize microsoft を押すとサインインも完了です。

上部にアプリを開くか聞かれるので、開きなおしておきましょう。

正常にサインインできた旨が記されています。

実際の利用にはコンピューターの構成を押す必要があります。リポジトリの追加を押して設定してきましょう。

リポジトリの複製は以下の画面が表示されたらアカウントをクリックしましょう。

するとサインした GitHub のアカウントに関するリポジトリが表示されます。

リポジトリを選んだら Next を押していきましょう。

続いてアプリの選択です。必要なアプリの + マークを押したらインストールも完了となっています。ここまでくると UI のある Winget ですね。

インストールできるアプリは以下のような形です。

選択が終わったらこれで準備は完了です。セットアップボタンを押して進めていきましょう。

インストールが入るので若干時間がかかります。

終わったらリポジトリがローカル PC にコピー座れていることを確認しましょう。

こんな感じで出来上がっているはずです。

最後にダッシュボードを設定します。

CPU / GPU 利用率や GitHub のアクションを表示できるようになっています。

必要なカードを設置したら準備は完了です。

この PC は開発用に設定が終わりました。

この機能の細かな説明は以下の資料を読んでおくと良いと思います。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/dev-home/setup?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

この機能、 GitHub アプリの代わりにもなりそうですよね。今後も機能が拡大されていくと思うので気にしておきたいですね!

音楽:風が吹く日

Microsoft Build 2023 が開幕しました!

2023 年 5 月 24 日の早朝、 Microsoft Build が開幕しました。

Microsoft Build は開発者向けのカンファレンスで、今後 1 年間 Microsoft がどのような方向で製品をリリースしていくか見ることができ、さらに仕組みの内部情報を提供してくれる場となっています。

https://build.microsoft.com/en-US/home

提供されるセッションは上記サイトから後程見ることもできるので活用して行くとよいでしょう。

開催時間が日本では真夜中の時間なのでオンデマンド提供は助かりますよね。

今年はサイト以外も情報が充実しており、以下のニュースサイトで見ることが出来ます。

https://news.microsoft.com/build-2023/

ここにはビデオで動くアナウンス情報を見ることが出来ます。

新しくアナウンスされた機能がどのようなものか一目瞭然なのは良いですね。

というか、 Windows Copilot ! 気になる機能です。

それ以外にも様々な新機能がアナウンスされています。

これらアナウンスをすべてチェックするのは相当にパワーがかかりますが、そんな時に利用できるのが Book of News です。

以下サイトからアクセスすることで、今回発表された仕組みを横断的にチェックすることが出来るようになっています。

https://news.microsoft.com/build-2023-book-of-news/ja/

なにより日本語訳も付いているのが魅力ですね笑

私が追っている視点でいうと、 Microsoft EdgeMicrosoft 365 、 Windows にも AI が迫ってきています。これらの目次を見ても、すべてに Copilot という言葉が入っていますね。

これが今回のメッセージなのでしょう。

方向性は AI Copilot ですが、それぞれの仕組みはそれぞれ特徴があるので、それを覚えていく必要がありますね。

数が多いので頑張って視聴していきましょう!

音楽:Memory of Fanelia

Microsoft Bing Chat 利用前に規約をチェックしていますか?

最近 Chat GPT の流行りから、 Bing Chat を活用している人をよく見かけるようになりました。

Open AI の Chat GPT はアカウントの作成など若干手数が必要となりますが、 Bing Chat は Bing.com の利用ができる環境であれば誰でも手軽に利用できるところがこの状況を生みだしているのではないでしょうか。

2023 年 5 月に入り、 Microsoft アカウントを持っていなくても利用できるようになったので本当にハードルがなくなったように感じますね。

https://www.bing.com/search?q=Bing+AI&showconv=1&FORM=hpcodx

しかしながら、利用する前にチェックしておきたいことが一点だけあります。

それは利用規約です。

通常の検索利用では Bing の利用規約に触れることはほとんどないかと思います。

しかし Microsoft はそういったところも考慮に入れ、サイトを更新していました。

https://www.bing.com/new/termsofuse?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

この時点で 2023 年 2 月に更新されたものが提供されています。

特に意識しておきたいのは以下 8 の点でしょうか。

Open AI の内容でよく話題に上る、入力したデータの再利用に関する記述です。

直接的に学習への利用は言及されていませんが、入力したコンテンツの再利用について、ユーザーは関係者に許可をするものとする旨の記述が行われているのですよね。

この辺りは Azure Open AI とは異なり、 Open AI に近い内容となっています。

こういった点の意識は利用し始めてからでは遅いケースもあるので、先に一読する癖をつけておきたいですね!

音楽:Cats on Mars

Windows 11 Insider Program Subsystem for Android のアップグレードが行われました

Build 2023 の前週ということで、今週は Windows Insider Program の OS バージョンアップは全面的に停止となっていたようで、 Canary Channel は 2 週間動き無く、 Build 25357 となっていました。この時期だから仕方ないといえば仕方ないですね。

サプライズを狙ってきているということなのでしょう笑

しかしながら Insider Program がすべて行われなかったかというとそうでもなく、 WSA と呼ばれる Android サブシステムに関しては更新が入っていました。

初期のリリース時は  Android 12 でしたが、現在は Android 13 になっており、さらなるリリースを重ねている WSA です。

今回バージョン 2304.40000.5.0 になったのですが、アプリインストール時に元 OS 側のウイルス対策ソフトウェアにて検査されようになったとのこと。これでマルウェアの導入確率が大きく減少することになりそうです。

また、このタイミングで Android アプリリンクから直接 WSA を起動できるようになったようです。

Edge から Android のリンクをクリックすると WSA が起動するということですね。

これはかなりシームレスな動作が期待されます。 WindowsAndroid の境界線がなくなっていく動きとなるので、今後の正式リリースが楽しみとなりそうな機能に仕上がったようです。

残念ながら私の環境はこのバージョンになって起動がうまくいかなくなってしまったので、次のバージョンアップを待ちたいと思います。こういった起動しない系の問題は Insider Preview で取り切ってほしいですよね。

頑張ってもらいましょう!

音楽:Eyeball

Microsoft 365 Teams Avatar for Teams が表示されるようになりました

Microsoft Teams 期待の新機能、 Avator が Web 会議の設定内に表示されるようになったようです。

カメラプレビューの下部にエフェクトとアバターという項目が表示されているのがお判りでしょうか。

元々は背景フィルターという項目だったかと思います。

このエフェクトとアバターをクリックするとビデオ特殊効果とアバターの 2 つのタブが現れます。

試しにアバターを選択してみたのですが何も表示されない状況になりました。

実はスクロール範囲が増えていて、下のほうにカメラをオフにせよという案内が。

カメラがオンの場合は利用できないようです。

逆にビデオ特殊効果はカメラがオフでは利用できません。

オフにすると、アバター作成を促す項目が表示されます。

下のほうにある「アバターを変更」ボタンを押すことで作成に入っていくことが出来るようです。

クリックすると Teams アプリの追加画面が表示され、 [Preview] Avatarsという項目が出てきました。

しかしながら、アプリ追加ボタンが表示されませんでした。残念。

サポート言語が English になっているのでこの辺りがネックでインストールできないのかもしれませんね。また、対象年齢が 18 歳以上になっている点は注目しておく必要がありそうです。

ちなみにこのアドレスへのリンクは以下になっています。

https://teams.microsoft.com/l/app/96a116ab-6847-4d22-90f3-f4dd6af74938?source=app-details-dialog

もしかしたら環境によってインストールできるケースもあるのかと思いますので、ぜひ試してみてください。

音楽:奇跡の海