Microsoft Defender ATP for Linux がプレビューリリースされました

Microsoft 365 では、Windows のみならず、MacLinux もサポートしていることはご存知でしょうか。
そのうちの一つとして、 Microsoft Defender ATP があるのですが、この機能の Linux 版がプレビューとしてリリースされました。

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/security/threat-protection/microsoft-defender-atp/microsoft-defender-atp-linux

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サポートされる OS は以下の 6 種のディストリビューションとなります。

Red Hat Enterprise Linux 7 以上
CentOS 7 以上
Ubuntu 16.04 LTS 以上
Debian 9 以上
SUSE Linux Enterprise Server 12 以上
Oracle Enterprise Linux 7

インストール方法は以下の内容を参照していただきたいのですが、
yum などで mdatp を指定するだけで利用することが可能となります。

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/security/threat-protection/microsoft-defender-atp/linux-install-manually

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Windows 版の Defender ATP と異なり、 MACLinux 版はウィルススキャン機能中心の構成となっています。少し機能が少ないとはいえ、先日 MAC 向けのウィルスが急増しているなどの話もあったように、弱点の多いところを狙ってくるのは必然ですので、 Windows と同様にカバーしていけるというのは大きな強みではないでしょうか。

この機能を利用していくには、以下のように Windows 10 E5 や Microsoft 365 E5 のライセンスが必要となります。

https://docs.microsoft.com/en-us/windows/security/threat-protection/microsoft-defender-atp/minimum-requirements

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Windows 10 E5 という名前ですが、macOSXLinuxAndroid までがカバー範囲となっているのは覚えておくとよいでしょう。

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ライセンスをお持ちの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

音楽:Satin Doll