Office365 Chrome 80でOffice365への接続に関する動作が変わるようです

2019 年 9 月に案内させていただいた、 SameSite 関連で Office 365 に接続できなくなる問題ですが、 2020 年 2 月 4 日 リリースの Chrome 80 にて本格導入されるようで、マイクロソフトが注意喚起に走っています。

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/09/25/005200

Office 365 関連は対応が完了しているようなので、標準機能だけで利用している分には大きな問題にはならなそうなのですが、カスタマイズしている観点などで問題が起きないか確認する注意喚起ですね。

https://docs.microsoft.com/en-us/office365/troubleshoot/miscellaneous/chrome-behavior-affects-applications

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ADFS を利用している場合は 2020 年 1月 14 日の更新適用、 Exchange / SharePoint / Skype for Business クライアントは個別にアップデートを行うようにとのこと。

影響を調べ、動作状況によって修正するか、一時的に緩和策をとるか検討せよという案内になっています。

念のため new Microsoft Edge でも確かめてみましたが、同じ項目の設定がありますね。
デフォの設定は読み取れなかったのですが、 Chrome 80 では Enable にすると影響を確認できるようなので、既存の動作にさせたい場合は Disable に設定せよということなのかと。

edge://flags

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ちなみに、起こりうる問題は、 ADFS などクロスサイトするケースでループが発生するような内容とのこと。
ログインができなくなるというのが一つの問題として抽出されています。

Chrome を利用して Office 365 に接続されている場合は確認を行っておきましょう!

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