2020年1月15日にリリースが決定しているChromium版 Edgeですが、リリース時にWindows Updateにて配信されることが決定したようです。
Windows Updateで配信されるということは基本的にオプトアウトができなくなるということを指しています。必ず導入されていくということですね。
ただし、自動配信されてしまうと困るケースもあるはずで、そういったケース向けにEdge Blocker Toolkitというものがリリースされています。
https://docs.microsoft.com/en-au/deployedge/microsoft-edge-blocker-toolkit?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496
このToolkitを利用すると、Windows UpdateによるChromium版 Edgeの自動インストールを抑止することができるようです。
原理は簡単で、以下のレジストリが1となっている場合、配信されないようになるようで、このレジストリキーを作成する機能が用意されています。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\EdgeUpdate
DoNotUpdateToEdgeWithChromium
このキーを作成するか、グループポリシーで配布するかでChromium版 Edgeをインストールできない様にすることができるので、導入を遅らせたい人は検討しておくとよいかと思います。
なお、chromium版 Edgeがリリースされると、旧Edgeは利用できなくなるようです。(置き換わる)
置き換わってしまうと問題がある場合も、このToolkitを利用してインストールを止めておく必要があります。
この動き、かなり広範に影響があるような気が、、、
以下に詳細な動きが記されているのですが、アプリの置き換えばかりでお気に入りなどがどう扱われるかまでは記載がありませんね、、、
なお、WSUSやSCCMを利用しているケースにおいては、このToolkitを利用せずともインストールを制御できるようです。
企業利用の場合は環境が整うのを待つことがでるということになるので、積極的に活用していき、導入タイミングの検討を図っておく必要がありますね。
音楽:Warriors