Windows10 Insider Preview Build 19037リリース

Ignite Tour 2019 Tokyoが開催されている間に、Insider Previewは19035、19037と2つのバージョンがリリースされていました。

特に19035については、FastとSlowの両リングに配信されており、ある程度安定が図れてきたバージョンになったのかと思います。

願わくばFastとSlowは別Buildとして配ってもらいたい感もありますが、安定しているのであればまあ良いでしょうか。

今回もバグフィックスを中心に対応されており、あまり新機能という感のあるものは出てきていません。

面白いところでは、メモ帳がストアアプリでのリリースをあきらめたというところでしょうか。

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Paintも一時期ストアからインストールする方式になるということが言われていましたが、メモ帳は一足先にストア化されており、配信までされていました。

設定メニューのアプリよりメモ帳に飛んでいくこともできます。

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実体はこんなところにあるんですね。

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一旦は通常リリースになるようですが、CRLFなどが利用できるようになった版を戻していってほしいところです。

19037も機能更新はなく、PowerShell ISE(デバッグ機能付きバージョン)がオンデマンドとなったことが変更点として大きいところでしょうか。
アンインストールできるようになったという程度なので、使い勝手には差は出てこなさそうです。

ただ私、オンデマンド機能自体はOSのキャッシュとして組み込まれているのかと思っていたのですが、以下の資料を見るとWindows Updateからダウンロードする仕組みとなっているようです。

https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/manufacture/desktop/features-on-demand-v2--capabilities?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

更に以下の資料を見る限り、1809からWSUSなどからのインストールは行えなくなっているようですね。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/fod-and-lang-packs?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

ネットワーク状況を意識しながら、インストールしておくべきかどうか最初の段階で検討しておく必要がありそうです。

そろそろ20H1に向かって対応が加速していく時期になってきそうですが、今後どういった機能が追加されるのか、楽しみですね!

音楽:gift