Office365 ProPlusを利用すると、毎月新しい機能を搭載したバージョンがリリースされていくのですが、増えていく機能を事前に確認するための方法として、Office Insiderというプログラムが用意されています。
今回、Insiderで利用できるExcelの関数、XLOOKUPという機能を紹介したいと思います。
XLOOKUPは、今までのExcelに搭載されていたLOOKUP関数の進化版で、VLOOKUPやHLOOKUPといったものと異なり、取り方を先に指定しないで利用できる関数となっています。
使い方はVLOOKUPやHLOOKUPと違いかなり簡単で、一致を確認したいセルとキーの一覧、取得する情報の一覧を設定すると、一致するかどうかで値を返してくれるという作りになっています。
さらに見つからない場合の値を入れたり、一致のモード、検索のモードを選択できます。
一致モードは一致度の決めごとです。
検索モードはソート順と同じようにどこから見ていくか。を決定します。
例えば以下のように検索を進めていきます。
以下はVLOOKUPの考え方ですね。
検索キーをB列で見る場合の書き方となります。
VLOOKUPでは左端がキーである必要がありましたが、そういった制約から解放されるのが良いですね。
VLOOKUPと異なるのは、表指定にできないところです。
関数をコピーして番号だけ変えていくという使い方がVLOOKUPではあったのですが、そのあたりは考え方をかえていく必要があります。
キーとデータが分かれているので同じ表の中でとり方を変えることも簡単に。
使い勝手がかなりよいですね。
HLOOKUPのような使い方も簡単にできます。
選択する内容を行にすればHLOOKUPが行えます。
この柔軟さが使いやすさを物語るのかと思います。
こんな風に簡単にデータが取り出せます。
こんな感じで新しい機能を試すことができるInsider Program。
早くから使っていくことで、生産性の向上を目指していきましょう。
音楽:ねこ日記