前回までにADKをインストールが完了し、VAMTが利用できるようになりました。
今回は設定の方法をシャドーで見ていきたいと思います。
シャドー。としたのは、私はMAKキーをもっていないため、実際の動作は見て取ることができないためとなります。汗
とはいえイメージはできると思いますので、ESUを設定するようなケースで利用できるのかと。
それでは早速起動から入っていきたいと思います。
スタートメニューにWindows Kitsという項目がありその中にVolume Activation Management Tool 3.1という項目ができているので、これを起動します。
初回起動時はSQL Serverと連携が必要となるため、先にインストールしたSQL Serverに紐づけていきましょう。
サーバーの名前を選択しDatabaseで<Create new database>を選択し、新しいデータベースを作っていきましょう。名前はここではVAMT等でよいかと。
SQL Server Expressを利用している場合のサーバーの名前はlocalhost\SQLEXPRESSとなっているかと思います。
データベースを指定するとすぐにコンソールが起動します。
コンソールでは プロダクトとプロダクトキー、ADベースのアクティベーションとレポートの4項目が出ています。
まずは設定が必要なのですがひとつずつやっていきましょう。
Product keysを選択し、右ペインのAdd product keysを選択していきましょう。
すると、Enter product key separated by line breaksと出てきています。
一行ごとにMAKキーを設定していく形になりますね。
プロダクトキーを設定した後はProductsの欄にコンピューターを設定していきます。
右ペインのDiscover productsを選択していきます。
するとポップアップが表示され、コンピューターの検索方法を選ぶことができます。
ADでコンピューターを管理していれば一番上を選択する感じです。
以下の図では隠れてしまっていますが、対象となるOUの選択も可能です。
すると、コンピューターの一覧が取得されます。
この時点ではコンピューターがあるだけなので、コンピューターを選択したうえで右ペインよりUpdate license statusを選んでいきます。これを行うことでライセンスが適用されているのかどうかの初期状態を作っていく形になりますね。
以下の図では右ペインを選択した後の状態です。Current credentialかAlternate credentialを選択できますが、どのユーザー情報でライセンス情報をとるか。というのを選ぶ感じですね。なお、ライセンス情報はWMIで取得する形となっているようです。
うまく情報が取れると以下のようにプロダクト名やライセンス状況などが更新されます。この状態の時に右ペインからInstall product keyを選んでいき、ライセンスをコンピューターに適用していきます。
この画面で適用するライセンスを選んでいく形ですね。
ちなみにここで用意が必要なプロダクトキーはVLSCなどから入手して下さい。
ボリュームライセンスで購入していると、購入後にVLSCに登録される形となります。
Windows10などでは以下のサイトにOSのダウンロードの方法からライセンスの入手まで記載があるので一読してみるとよいと思います。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/windows-10-media?WT.mc_id=M365-MVP-5002496
また、VAMTはマイクロソフトにデータを送信するツールでもあります。
どういった情報が送信されるのか気にするケースもあると思いますが、詳細は以下を見ると記載されているので、一読しておくことをお勧めします。
音楽:Quiet Landing