Office365 ProPlusがOffice 2013や2016、2019と異なる点はSaaSの形式で機能更新が入ってくることですが、機能が追加されることもあり、毎月の更新サイズもかなり大きくなるという副作用があります。
この副作用を小さくするために検討しておくべきことが以下のブログにまとめられていましたので紹介したいと思います。
CDNFallback設定、MatchInstalledオプションなどをODTを通じて設定しておくことで、ダウンロードするファイルサイズを最小化していくことができる。という内容となっていますね。
そして、その機能を有効に活用するにはCDNへのアクセスが不可欠。ということで、インストーラーがCDNにアクセスできるように、Proxyの設定などを更新しましょうという内容となっています。
説明の中ではPSExecコマンドを利用して、LocalSystemに対してブラウザと同様の設定を付与しようという形になっているのですが、PSExecはWindows標準のコマンドではないため、以下アドレスから取得してくることが必要となります。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/default.aspx
ダウンロードよりPSExecを選択しましょう。
以下のアドレスからも遷移可能です。
ここからPSExecをダウンロードしコマンドを実行することで、Officeを更新させるアプリがProxyを介して必要となるリソースを取りに行けるようになるというわけですね。
ここにもあるように、ProxyとBITSをうまく組み合わせて利用することができれば、SCCMやファイルサーバーを用いてOfficeをアップグレードするよりも運用の手間がかなり省けるはずなので、方式として利用できるかどうかはぜひ検討してみることをお勧めします。
音楽:Lucy in the room