SharePointはファイルサーバーの機能や情報の蓄積を行うための機能が集まってできていますが、一度データを展開すると、そのデータの移動はとてもやりにくいものとなっていました。SharePoint導入時によく言われる、データ構造を意識してサイトコレクション設計を行うこと。というSharePointを使い始めた人には山よりも高いハードルを課され、手を付けにくいと思っていた人もいるのではないでしょうか。
そんな中、2019年8月よりそのデータ構造を入れ替えるためのPower Shellコマンドレットが提供され始めるようです。
Invoke-SPOSiteSwapというコマンドレットなのですが、これを利用すると現在のサイトを別の場所に移動し、入れ替え対象のサイトを持ってくるという荒業を行ってくれるようです。
要するにサイトコレクションの入れ替えなのですが、これをうまく使えば、テストで作成したサイトを本番に持ってくるというような使い方もできるようになるのかと思います。
いままではサイトページをバージョンアップする対応などで見栄えは入れ替えられましたが、ファイルコンテンツなどは事前に用意したり、古いものを後から削除する必要があるなど、入れ替えには相当な手間がかかっていたのかと。
機能的にはかなりそそられるものがありますが、実行速度など運用にどこまで耐えられるのかなどは利用して確認してみたい観点となりますね。
2019年10月にはリリースが完了するようなので、利用できるようになったら試してみたいと思います。
音楽:時の記憶