SQL Server2008のEOSは2019年7月に迫っています。システムの中でも特にデータに近いSQLにおいては、セキュリティパッチ適用の重要性が高いのは言うまでもありません。
前回までにお伝えしたESUを利用して、2008を利用し続けるというのも一つですが、最長3年間という制約があります。
http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/06/12/020255
では、長期的にうまく運用していくにはどのようにすればよいのでしょうか。
その一つの答えは、表題にあるレプリケーションを利用して、新しいサーバーに移行していくこととなります。
レプリケーションとは、データベースのテーブルなどの構成要素について、別のサーバーに対してデータを配布する形で同期をとるための仕組みです。
要するに、あるサーバーのデータを別のサーバーに対し、継続的にコピーすることができる機能となっています。
この機能を利用することでサーバーの切り替えとバージョンアップを停止時間みじかく、一緒に実施することが可能となります。
SQL Server 2008のデータを別のバージョンにレプリケーションする場合は、相手のバージョンに注意が必要となります。
というのも、最新のSQL Serverではレプリケーションすることができないのです。
詳細は以下を参照してもらいたいですが、2008の場合は2014までが対象となっており、2016以降のSQL Serverを用意しても移行が行えない形になっているのです。
移行元と移行先、どちらも対象バージョンがあることを意識し、適切なバージョンアップを行っていきましょう。
音楽:Forever Broke