Windows10 EdgeのChrome版 Insider Channelsがリリースされました

MicrosoftがEdgeをChromiumベースに変更するとアナウンスしてから数か月。
はやくもInsiderレベルでの利用が行えるようになりました。
アナウンスは以下のサイトで行われています。

What to expect in the new Microsoft Edge Insider Channels - Microsoft Edge Blog

実際にダウンロードできるサイトに移動し、インストールを進めてみたいと思います。

https://www.microsoftedgeinsider.com/en-us/

インストールだけであればページトップのDownload Dev Channelをクリックするだけで行うことができます。

f:id:mohessu:20190409234222p:plain

ダウンロードボタンを押すと、利用規約が。
ちょっと長いですがちゃんと読んでいきましょう。
問題なければAccept and downloadをクリックします。

 

f:id:mohessu:20190409234311p:plain

これでダウンロードの準備はできました。
MicrosoftEdgeSetup.exeがダウンロードの対象として記されていますね。
サイズは1.5MBと控えめです。

f:id:mohessu:20190410000245p:plain

このSetupをクリックすると以下の画面に。
ここから再度ダウンロードが走るようです。
ダウンロードサイズは不明ですが、インストールが完了するまで1分はかかりませんでした。 

f:id:mohessu:20190410000658p:plain

インストールが終わると新しいEdgeが起動します。
なんとログイン状態になっていますね。
OSのMSAでログインされたのかと思われます。

f:id:mohessu:20190410000704p:plain

Bookmarkなどのインポートが行えるようになっていますが、Chromeから移動できる旨が。

f:id:mohessu:20190410001039p:plain

インポートはChromeのほか、Edge、IEなどから行えるようになっていました。 

f:id:mohessu:20190410012052p:plain

ちなみに通常Edgeとは並行して動作させることができます。
EdgeはUWPなのに対して、Chromium版EdgeはWin32の32bitアプリケーションになっているためですね。 

f:id:mohessu:20190410001238p:plain

設定画面も見てみました。
InPrivateがCtrl + Shift + PではなくCtrl + Shift + Nとなっています。
完全にChrome互換ですね。笑
初期状態だとMicrosoftのページもアメリカに飛んでしまいそうなので、言語設定を行っておきましょう。
SettingからLanguagesに移動します。

f:id:mohessu:20190410003046p:plain

このページに来たらAdd languagesをクリックします。

f:id:mohessu:20190410003033p:plain

あとは日本語を選ぶだけです。サーチボックスに日本語と入力するとすぐに設定することができるので楽です。

f:id:mohessu:20190410003205p:plain

最後に言語設定を一番上にもっていきましょう。Move to the Topをクリックすると最上位の言語となります。

f:id:mohessu:20190410003234p:plain

残念ながら各種設定は英語のみで日本語にはなりませんでした。

f:id:mohessu:20190410003326p:plain

ちなみに日本語フォントを標準フォントに設定することも可能です。
Appearanceを選択しCustomize fontsを選択しましょう。

f:id:mohessu:20190410003904p:plain

ここでフォントを4種選択できます。システムで利用しているフォントはStandard fontですね。これを変更すると、ダイアログボックス内の日本語フォントが変化しました。

f:id:mohessu:20190410003911p:plain

ちなみに本日時点のバージョンは74.1.96.24でした。あれ、64bitになっていますね、、、、

f:id:mohessu:20190410003318p:plain

プロセスを見てみるとx86フォルダに格納されており一見32bitアプリに見えます。

f:id:mohessu:20190410004948p:plain

が、詳細タブからプラットフォームを見てみると、64bitになっています。
x86フォルダ内に64bitのアプリケーションが配置されるケースもあるんですね。

f:id:mohessu:20190410013521p:plain

ちなみにダウンロード後のファイルは展開されて500MB近くになっていました。
これがほぼ実体のサイズですね。

f:id:mohessu:20190410005353p:plain

比較のためにChromeも見てみましたが、ほとんど同等のサイズとなっていました。
さすが同じソースからの派生ですね。

f:id:mohessu:20190410014210p:plain

ちなみにInPrivateモードはダークモードになっていました。
これもChrome準拠でしょうか。

f:id:mohessu:20190410003057p:plain

レンダリングも見てましょう。
ぱっと見は変わらないですね。

【Edge】

f:id:mohessu:20190410005528p:plain

Chromium版Edge】

f:id:mohessu:20190410005600p:plain

Chrome

f:id:mohessu:20190410014956p:plain

ちなみにダウンロードページでMore platforms and channelsを押すと上記の画面に遷移できます。Insiderには2種あり、毎週更新のDevと毎日更新のカナリアを選択することができるようになっています。
現在はWindows10バージョンのみが配布されていますが、Windows7/8やmacOS向けも近日公開予定となっていますね。

f:id:mohessu:20190410005808p:plain

最後にブラウザのUser agentは以下のように変わるようです。Edgがキーですね。
これは、EdgeとChromium版Edgeとで別ブラウザとして扱うことを意味しているのかと思います。

f:id:mohessu:20190410011036p:plain

Android版のUAはEdgA、iOS版がEdgiOS、Windows版の通常EdgeがEdge、Chromium版EdgeがEdgなので包含するのはEdgでしょうか。逆にChromium版Edgeだけを取り扱いたいときはEdg/を探すイメージですかね。

色々と記してきましたが、この投稿もChromium版Edgeを利用して書いていますが、すこぶる順調に動作しています。(EdgeではできなかったCtrl + Vでの画像貼り付けに対応したのがかなり良い感じです。)

これに翻訳機能とTimeLine、iOS版との連携機能が付いたらすでにメインで使っていけるのではないかと思える感じなので、早々にリリースしてくれることを望みたいですね。
UWPではないので、自動アップグレードなどで苦労する気もしますのでそのあたりもうまい方法を提供してくれると信じておきましょう!

音楽:月光シンフォニア