Windows10はWindows as a Serviceの旗のもと、どんどん新機能が追加されていく仕組みとなっていますが、OSである以上、そのうえで動作するアプリケーションにも目を配る必要があります。
そんなWindows10ですが、以下のBlogで互換性に対する取り組みが記されていました。
Application compatibility in the Windows ecosystem | Windows Experience Blog
簡潔に説明すると、APIの変更はコントロールされているため、動作変更のアナウンスがない限りは非互換性問題は起こらないと思ってよい。という感じでしょうか。
要するに、想定していない範囲で動作が変更されないように、サードパーティ製品も含め、自動テスト、手動テストを駆使して動作チェックに余念がない状態を作り上げていますよ。ということですね。
とはいえ、Windows10を更新したらアプリが動かなくなるのは避けたい。という場合に備えて、Desktop App Assureというプログラムも用意されています。
What is Desktop App Assure? - Microsoft Tech Community - 270232
旧環境で動作していたアプリが動かなくなった場合、Windows10のコード修正もしくはアプリ側で修正すべき情報を提供してくれるというものです。
日本では業務アプリの開発を外部に委託することが多いため、アプリケーションについてマイクロソフトと対話できる状況を作るという状況を作り出すこと自体が難しいかもしれませんが、OS提供者として行える限りのことをやろうとしている感がうかがえますね。
Windows as a Service。取り組みの方向性を定めるのが難しいところもありますが、何事も改善に目を向けていける土壌を作っていくことは重要だと思うので、いろいろな方向から検討を進めていきたいですね。
音楽:wolke