Windows Server 2019 へアップグレードしてみました(Windows Server 2008→2008R2編)

Windows Server 2019が出たことで、Windows Server 2008を利用されていた方はサポートが切れる前にバージョンアップという流れを考えていることかと思います。

そこで、Windows Server 2019へバージョンアップを実施してみました。
延長サポートが継続している最古のサーバー系OS、Windows Server 2008の登場です。

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早速ディスクを入れsetupを起動します。

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なんと、すでにバージョンアップが行え状況でした、、、

setupを起動した時点で以下の文言が。
一つずつさかのぼってみましたが、無印2008の場合、2012R2以降はすでにインストールができないようになっていたようです。汗

【2016/2019の場合】

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【2012R2の場合】

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というわけで、Windows Server 2008を利用されている方は、Windows Server 2008R2、またはWindows Server 2012にまずはアップグレードすることが重要となります。汗

というわけで、今回はGUI上でWindows Server 2008R2にバージョンアップしてからのWindows Server 2019へのバージョンアップを行っていきたいと思います。
まずはインストーラーをディスクから起動していきましょう。

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Windows Server 2008R2のインストールメニューが起動します。
今すぐインストールを選択します。

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Windows Server 2008R2の更新プログラムを入手するかどうかを決定します。本来は更新プログラムを入手してからが望ましいのですが、最短アップグレードが可能かも確認したいため入手せずに進めてみることにしました。

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続いてエディションの選択です。
2008の時代はEnterpriseエディションがありましたね。
今はDatacenterに統合されましたが、サポートするメモリ、CPUの量が異なっていました。テスト用にはWindows Server 2008 Datacenterで行おうと思っていましたが、一般流通量から考えるとEnterpriseの方が多いはずなので、いったん2008R2へはEnterpriseにしておきたかったのですが、残念ながらこの先で躓きました。
ダウンエディションしながらのアップグレードは許可されていないようです。

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気を取り直してDatacenterを選択してインストールを続けます。

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続いてライセンス条項。Windows Server 2019への載せ替えのため、CALは2019を利用することでWindows Server 2008R2へアクセス可能ですが、Windows Server 2008R2のインストールには個別にライセンスが必要です。ダウングレード権というものもありますが、自身のライセンスがダウングレード可能かどうかは適用可否をライセンスセンターへ問い合わせしてみてください。

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なお、Windows Server 2016のバージョンですが以下にライセンスガイドがあります。
これを見ると、2008R2以前にも戻ることができそうですね。(ただし、エディションの違いは意識しておく必要がありそうです。)

http://download.microsoft.com/download/6/2/7/62759969-9F40-4E65-B205-AF6E7424826E/WindowsServer2016_Licensing_Guide_JP.PDF

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次はインストールの種類となります。
今回はアップグレードを選択していきます。

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続いて互換性の確認です。
OSだけであれば気にしなくてよいのですが、その他、サードパーティ製品がある場合は合わせてアップグレードパスを踏んでいく必要があります。これはかなり至難の業かもしれませんね、、、

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これでWindows Server 2008R2がインストールされていきます。気長に終わるのを待ちましょう。

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長くなってきたので続きは次回。
事前にWindows Server 2008R2からWindows Server 2019のインストーラーが起動できることは確認してみました。が、完了までこぎつけていないので、どうなることかドキドキしながら見ていきたいと思います。

音楽:FAREWELL BLUES