企業のシステムの中でヘルプデスクを開設するケースはよくあると思いますが、そのヘルプデスクの主なサポート内容として知られる、パスワード忘れ。
Office365ではそんなパスワード忘れに対する方法として、セルフリセット機能を用意しています。初期状態ではこの機能は無効となっているため、有効化を行ってみました。
まずはAAD管理センターより、ユーザー - パスワードリセットと進みます。
そこにあるセルフサービスによるパスワードリセットが有効の項を、なしから選択済み、すべてのどちらかを選択することで有効化は完了です。
後は通常のログインを行います。
パスワードの入力まではいつもの通りに進みます。
続けると、詳細情報が必要。といつもの画面と異なるページに。
ここで次へを選択します。
すると、Azureのページに遷移します。具体的には以下のアドレスですね。
https://account.activedirectory.windowsazure.com/passwordreset/register.aspx
ここでは認証用の携帯電話と認証用の外部メールアドレスを設定します。
まずは携帯電話から。自分の電話番号を入力します。
日本の国番号は+81ですのでお間違いなく。
設定すると、以下の電話番号からSMSでコードが送付されてきます。
そのコードを入力していきます。
010 44 119 786 8358
これで携帯電話の設定は完了です。
続いて認証用の外部メールの設定です。
こちらではメールアドレスを入力するだけです。
メールが送付されてくるため、確認可能なアドレスを設定します。(ログインユーザーのExchange Onlineアドレスを設定しないよう注意しましょう)
このケースでは以下のアドレスからメールが送付されてきました。
送付されたメールに記載されているコードを入力します。
Microsoft Online Services Team <msonlineservicesteam@microsoftonline.com>
これで設定完了です。
完了ボタンを押していきましょう。
時間がたっていると再度パスワードを入力するよう促されます。
これでログインすることができます。
パスワードをセルフリセットするには、以下のフローで実施していきます。
ログイン時にパスワードを入力する画面がありますが、ここでパスワードを忘れた場合を選択します。
アカウント回復の画面になるので、CHAPCHA(画像となった文字)を入力します。
すると、何を用いてユーザーを確認するための確認コードを送付するか聞いてきます。
どれかを選んで確認コードを受領しましょう。
先ほどのコードと同じアドレス、電話番号から確認コードが送られてくるので、入力しましょう。
入力が正しいと新しいパスワードの入力画面に。
ここで新しいパスワードを設定します。
リセット後は通常にログインができるようになります。
パスワードリセットをユーザーで行えるようになると、ヘルプデスクの負荷がかなり減るはずです。
大規模でのOffice365利用の場合、ぜひこの機能の利用を検討してみましょう。
音楽:騎馬の舞い