Office365 SharePoint/OneDriveのむ応答セッションタイムアウトが実装されるようです

Office365では、ログイン後のセッション有効期間をどんどん伸ばす取り組みを続けてきましたが、ここにきて、利用がされていない状況の場合に該当セッションを破棄するという実装がなされることになったようです。

Sign out inactive users - Office Support

上記サイトの内容を見ますと、SharePoint/OneDriveでクリックなどをせずに一定時間が経過するとセッションを破棄する警告が出、それを放置するとタイムアウトするという流れになっているようです。

セッションを維持するにはマウスの移動やスクロールだけではだめで、サーバーにリクエストが行われる行為が必要となるようです。

難しいのが、Outlookなど、別のOffice365を利用しているケースで、このタイムアウトが発生すると、別のOffice365システムもログアウトの対象となるようです。
どうなるかは2018年7月末の配信がされてからになると思いますが、SkypeMTGしながら裏でSharePointのファイルを見ているなどの状況で、閉じるのを忘れているとSkypeMTGが切れてしまうなどが考えられますね。

ただし、Office365のログイン時にセッションを維持するを選択しておくことで、セッションタイムアウトを回避することができるようです。

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この設定を有効化するには、SharePoint管理シェルにて以下コマンドを発行するところからスタートとなります。WarnAfter とSignOutAfter で警告とサインアウトまでの秒数を指定して、設定をオンにするという形ですね。

Set-SPOBrowserIdleSignOut -Enabled $true -WarnAfter (New-TimeSpan -Seconds 2700) -SignOutAfter (New-TimeSpan -Seconds 3600)

この設定、組織全体への適用のみが行えるようなので、対応時は全体への周知を忘れずに実施するようにしましょう。

音楽:トルキア