Office365 通知ポリシーの対象がE1までに広がりました

Office365では、特定の設定や動作が行われた際に、動作挙動が正しいものか通知を行って状況を知らせてくれる機能があります。

もともとOffice365 E5の機能として用意されていたのですが、Office365 E1/E3でも一部の設定が有効となるように変更されました。

Office 365 セキュリティ/コンプライアンス センターの通知ポリシー - Office 365

上記URLに表が載っていますが、転送設定、Exchange管理者権限の付与、メールの遅延(2,000件以上)というポリシーがE1/E3での対象となるようです。

ポリシーの一覧はセキュリティコンプライアンスセンターのアラート-アラート ポリシーより確認することができます。

E5のライセンスを保持していると更に多くのパターンを検知することができます。

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このポリシー、初めから有効になっているため、例えばOutlook on the Webより転送設定を行うと、右上に出ている通知のように、問題が発生したことがわかるようにテナント管理者に通知がされます。

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通知と同時にメールも発報され、何が起きたのかチェックすることが可能です。

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このメールについては残念ながら言語別の対応はなされていませんが、!マークがつくなど、一目見て注意を惹く作りとなっているためまず意識できるのではないかと。

現在のところメールでの通知のみが行われ、管理センターアプリなどでは通知が来ないようなので、管理者への連絡。という観点ではさらなる更新を期待してみたいところです。

ただ、こういった形でE5のセキュリティ機能が良いものだ。というのが手に取るようにわかるのはありがたいですね。
この機能をきっかけに、上位のセキュリティ製品への導入へと至れば、安全性の確保という点でも意味のある状況に持っていくことができるのではないかと思われます。

是非この流れは定着行ってほしいですね!

音楽:虎の夢