Office365 Exchangeのメッセージとレースがセキュリティコンプライアンスセンターに移植されます

セキュリティ/コンプライアンスセンターにメールフローの項目が移植されてきました。

【旧セキュリティ/コンプライアンスセンター】 

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脅威の管理とData Privacyの間にメールフローの項が。
中身としては、ダッシュボードとメッセージ追跡の2種がありました。

【新セキュリティ/コンプライアンスセンター(ダッシュボード)】

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ダッシュボードはその名の通り、メールの送受信数やメッセージ遅延などが表示されます。

メッセージ追跡では、Exchange管理センターで行えたメッセージの追跡と同様のことが行えるようになっています。大きな差としてはテンプレートが準備されたことでしょうか。既定のクエリには受信すべて、送信すべてなどのテンプレートコンテンツが用意されています。

また、1度実行したクエリは自動保存され、次回再利用が可能となるつくりとなっていました。

【メッセージ追跡】

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各クエリを開いてみると以下のように、スライダーが表示され、追跡の期間を選択できるようになっています。

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カスタムを選択することで、今までと同じように日時指定も可能でした。

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検索フィルターのオプションとしても今までと同様のようです。

要約レポートという項が今までの7日以内のレポートと同様でした。
7日が10日まで増強されているようです。

増補要約レポート、包括的レポートという項は、バッチでデータを取得してくれる方向ですね。もともともExchange管理センターでは複数パターンはなかったと思うので、出方が2種になった。というところがあるようですね。開始を仕掛けて10分くらい待っていますが、動きがないので今まで通り気長に待つという考え方は変わらないようです。

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合わせてExchange 管理センター側も確認してみました。

こちらからは、新しい場所に遷移させる形に。ほかの機能と同様に新しい機能に誘導が始まっていますね。

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全般的には場所が移植されただけ。というのが現状のようですが、新設のダッシュボードとともにわかりやすい位置に移動してくれたのはとても良い感じですね。今後もこういった更新が続いてくれることを期待したいですね。

音楽:Cloe