通常Excelを利用する場合、ダブルクリックでファイルを開くと思います。
SharePoint Onineでは、ダブルクリックで開くのと同じように、ドキュメントライブラリ上のファイルを開くことができます。
旧UIでは以下のようにExcelで開くを押下することで、アプリケーションを読んでくれます。
じつはこのアプリ版Excelで開くには開けるファイル名の長さに制限があるのです。
調べてみたのでその結果を載せておきます。
まず、利用したExcelはOfice365 ProPlus(2016)の1708です。
まずはローカル上でどのように表示されるか見てみました。
エクスプローラーから以下ファイルを開いてみました。
D:\2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと\
開けません56789022345678903234567890423456789052345678906234567890723456789082345678909234567890023456789012345678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234567890923456789002345678901 - コピー.xlsx
パス長:246文字
結果、短いフォルダーに変えてくれというメッセージが。
次に少し短くすると、、
D:\2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと\
見つかりません89022345678903234567890423456789052345678906234567890723456789082345678909234567890023456789012345678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234567890923456789002345678901 - コピー.xlsx
パス長:245文字
エラー文言が変わりました。しかも2回ダイアログが表示されます。
さらに実験を続けます。
D:\2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと\
開けない限界789022345678903234567890423456789052345678906234567890723456789082345678909234567890023456789012345678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234561 コピー.xlsx
パス長:219文字
上と同じダイアログです。219文字までは開けないようです。
ということで、1文字減らしてみました。
D:\2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと\
開ける限界678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234567890923456789002345678901234567890223456789032345678904234567890523456789062345678907234567890823456 コピー.xlsx
218文字
これは難なく開けました。
さて、ここからが本題です。SharePointOnline上に置いたファイルで試してみます。
環境としては、クラシック表示のドキュメントライブラリ上で試してみました。
ファイルパスサイズの調整に長い名前のフォルダを作成しておきました。
フォルダパスなのかファイル名長なのかを判断するため、フォルダ内、外に同一名称のファイルを置いてチェックしました。基準はフォルダ内のファイルとしています。
フォルダ含めたアドレスは以下。(テント名はダミーですが、文字列長は合わせてあります。)
https://AAAAAAAAAAAAA.sharepoint.com/sites/Sideone/Shared Documents/2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと/
それではひとつずつ。
https://AAAAAAAAAAAAA.sharepoint.com/sites/Sideone/Shared Documents/2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと/プレビュー不可7890223456789032345678904234567890523456789062345678907234567890823456789092345678900234567890123456789022345678903234567890423456789052345678906234567890723456789 コピー.xlsx
パス長:277文字(プロトコルを抜いて269文字)
開くことには直接関係ないですが、この長さだとプレビューができないようです。
ちなみに、エンコードされた文字だと1865文字(プロトコル含む)になりました。汗
プレビューを表示させるには、以下の長さであればよいようです。
https://AAAAAAAAAAAAA.sharepoint.com/sites/Sideone/Shared Documents/2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと/プレビュー可7890223456789032345678904234567890523456789062345678907234567890823456789092345678900234567890123456789022345678903234567890423456789052345678906234567890723456789 コピー.xlsx
パス長:276文字(プロトコルを抜いて268文字)
続いては以下のケース。
https://AAAAAAAAAAAAA.sharepoint.com/sites/Sideone/Shared Documents/2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと/ひらけない678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234567890923456789002345678901234567890223456789032345678904234567890523456789 コピー.xlsx
パス長:256文字(プロトコルを抜いて248文字)
この場合はなぜか、ファイル名を勘違いしているようです。
以下のメッセージダイアログに記載された接続先のアドレスが、xlsで終わっています。
変換ミスみたいな感じになっていますね。さらに、ダイアログは2回表示され、それぞれメッセージが異なります。
最後に開けるパターン。
https://AAAAAAAAAAAAA.sharepoint.com/sites/Sideone/Shared Documents/2018年議事録を放り込んでおくフォルダに任命しておくこと/ひらける5678902234567890323456789042345678905234567890623456789072345678908234567890923456789002345678901234567890223456789032345678904234567890523456789 コピ.xlsx
パス長:255文字(プロトコルを抜いて247文字)
このケースではきちんと開くことができました。
ちなみに、いずれのファイルも、Office Onlineでは開くことができます。
やっぱりアプリで開くことは今後主流じゃなくなってくるんですかねぇ。SharePoint Onlineに乗せたファイルでぱっと作業を行いたいときは、Office Onlineでまずは開いてみることをお勧めします。
2/17:中間フォルダのサイズが入ってませんでした。修正しています。
音楽:Bad dog