前回の投稿で、Microsoft Streamに動画ファイルをアップロードしてみました。
しかしながらStreamは動画をアップロードするだけの場所ではなく、共有する機能を有しています。
今回はそれら機能を見ていきたいと思います。
まずはStreamポータルへ。
動画のアップロードが大々的に表示されていただけだった箇所にチャンネルの作成というボタンが加わっています。
【Streamポータル】
チャンネルとは、テレビのチャンネルと同じように(日本の地上波ではチャンネルに大きな属性がないので、CSなどのショッピングチャンネルみたいなイメージを思い浮かべるとよいかも)同じような属性を集めた動画の集合体です。
教育チャンネルや経営者のこえチャネルなどを用意してみるとよいかと思います。
チャンネルの作成を押下すると、チャンネル名、説明、チャンネルへのアクセス制限、画像を入力する画面が出てきます。
これらを入力すると、チャンネルの作成が完了となります。
自分で作ったチャンネルはマイコンテンツ内のマイチャンネルに表示されます。
そのほか、作成メニューをドロップダウンすると、アップロードとチャンネル作成のほか、グループの作成という項目が出てきます。
グループの作成はその名の通り、Office365グループを作成する機能です。
グループ内でのみ動画を共有したいなどの要望がある場合は、この機能を活用することで共有範囲の制御を行うことができます。
ただこの機能、Office365グループを無制限でれてしまうのでちょっと厄介です。
Office365グループをユーザーに作成させたくない場合は、事前にGet-AzureADDirectorySettingコマンドレットで作成を抑止しておくなどを検討したほうが良いかも知れません。
詳細は以下を参照してみてください。
Azure Active Directory で PowerShell を使用したグループ設定の構成 | Microsoft Docs
さて、ファイルのアップロードとチャンネルの作成がおこなえたら、ファイルをチャンネルに登録しておきましょう。
マイコンテンツ内のマイ動画から該当動画を選択して右側のグループ/チャンネルに追加を使うことで追加ができるようになります。
追加するチャンネルは一覧で表示されるわけではないので、検索して選ぶ形となります。ユーザー選択と同じ原理ですね。
左側のリストからチャネルを選択してから検索を行います。(なぜかここだけチャネルと訳されています。)
追加が完了すると、以下のような表示になります。
マイコンテンツのマイチャンネルから該当チャンネルを選ぶと、以下のように動画が紐づいて表示されるようになります。
こんな感じでチャンネル内に同じ種類の動画をどんどん追加していくことで、ユーザーは自分が見たいチャンネルを登録しておくと、探す手間を省きながら必要な動画に触れることができるようになるのです。
音楽:Fantaisie Sign