Office365 SharePoint Onlineの既定のドキュメントモードがEdgeとなるようです

2017年10月より、SharePoint Onlineサイトの既定のドキュメントモードがEdgeとなり、ついにIE系の互換がから一歩離れていくとのことです。

ドキュメントモードとは、互換性を意識たつくりを進めていたInternet Explorer時代にとてもよく使われたもので、昔作成したサイトを新しいIEに適合させる際に、IEの機能を落として昔と同じように表示させるという機能です。

今でこそブラウザに合わせて表示を直していくという考え方が主流ですが、当時はブラウザのバージョンアップを抑止しても既存サイトをそのまま表示したい。という要望が強くあったので準備された機能だったのでしょう。

で、その互換性を担保するためのドキュメントモードですが、SharePoint OnlineではIEで表示させる際にはIE10で動作することを明示していたのですが、この度Edgeモード(IE11から実装されているモード)に変更することになったようです。

実際、IE10のサポートはWindows Server 2012のみ継続されており、その他のOSではサポートが打ち切られています。
そのため影響は少ないと判断したのだと思われます。(実際にはWindows Server2008はIE9のサポートが残っています。)

ちゃんとOSをバージョンアップしているケースにおいては問題は少ないのですが、追いついていないケースなどがあるとSharePointページを表示できなくなる恐れがあります。

マスターページを開き、<SharePoint:IECompatibleMetaTag runat="server" />を<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=10" />に置き換えると旧来のまま動作するらしいのですが、ぜひこれを機に新しいOS,ブラウザを利用するように心がけていきましょう。

音楽:幼き思い出