Office365 SharePoint Onlineの利用可能文字が拡大されました。

2月のブログでAPIで#や&の付いたファイル名が利用できるようになることをお伝えしていますが、何とUIからも同ファイル名の利用が可能となりました。

Office365 SharePoint Online APIから#、&の文字が利用可能となります。 - ()のブログ

OS上、利用できない文字がいくつか規定されていますが、これでそれに準じる形となったのではないでしょうか。

【WindowsOSでは\/:*?"<>|の文字が利用できません。】

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OSが利用不可文字以外で構成したファイル名として「~!@#$%^&()_+`-={}[];',..txt」を利用し保存を行ってみました。

SharePoint Online】

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【OneDrive】

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結果、SharePoint OnlineもOneDriveどちらでもファイルを展開することができました。
今まではOSとの互換性が取れず、ファイルサーバーのファイルをアップロードしようとするとファイル名称のチェックが必要となるなど、煩雑さがぬぐえなかったSharePoint Online / OneDriveでしたが、この機能拡張で一気に使い勝手が向上するのではないでしょうか。

ただ、残念なことにootwではこのファイルを添付することはできませんでした。
OneDriveからのリンクもファイルが見つからないエラー(URLのエンコードに失敗)となるため、このファイル名を添付したい際はローカルから添付するようにしましょう。
(#と%が含まれていると添付できなくなるようです。注意しましょう)

outlook on the web (ootw)から添付を選択し、OneDriveからファイル選択】

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【コピーとして添付を選ぶ】

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添付待ちになりますが、しばらくすると、、、

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ファイルの添付に失敗します。

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OneDriveからのリンクの場合添付されたように見えるものの、、、

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アクセスするとファイルが存在しないエラーとなります。

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後者の原因はURLのエンコードミスですね。

失敗URLファイル名  「~!@#$%25%5E&()_+%60-=%7B%7D%5B%5D;',..txt」

あるべきURLファイル名「~!@%23$%25%5E&()_+%60-=%7B%7D%5B%5D;',..txt」

#の文字がエンコードされずにいるため、アクセスできない。という状態のようです。

どうせならootwの動作も合わせて直ってもらいたいですね。

この変更は2018年3月までに全テナントで変更が完了するようです。ちょっと長めですね。

音楽:天つたふ日