Outlook2016ではLocal XMLでの構成情報直接記入型Autodiscoverをサポートしていないようです

Office2016でもOffice2013までと同様にAutodiscoverの動作は以下が定義されています。

SCP Lookup

HTTPS Root Domain

HTTPS Autodiscover Domain

Local XML

HTTP Redirect

SRV Record

これは以下サイトにも記載があり、サポートされているものかと思っていたのですが、何とOutlook2016ではLocal XMLについて、本番環境では限定サポートとなるようなのです。

【Autodiscoverの設定について】

https://support.microsoft.com/en-us/help/2212902/unexpected-autodiscover-behavior-when-you-have-registry-settings-under

 

【Local XMLが限定サポートである旨】

Outlook 2016 では構成情報を直接記入するローカル XML がサポートされない – Outlook Support Team Blog JAPAN

このサイトによると、Local XMLが全面的に禁止されているわけではなく、Autodiscoverアドレスを動的生成するサイトへのリダイレクトは有効となっています。

具体的には以下形式でredirectされるケースとなります。(このケースではリダイレクトの警告が表示されるのでそれにも注意が必要です。)

<Action>redirectUrl</Action>
<RedirectUrl>https://~~~~~</RedirectUrl>

Autodiscover自体が奥が深く、動作を理解するまでに相当の時間がかかると思いますが、理解されている方でも見落としているケースもありそうな内容でした。

これからAutodiscoverの設計を行うケースはもとより、Local XML記述を行っているケースでは一度見直しをしてみてはいかがでしょうか。

音楽:Toto