Office365 Exchange Onlineのカレンダーに予定削除用コマンドレットが実装されます

いままで、Exchange Onlineに作った予定を削除するには、EWS(Exchange Web Services)を利用して予定を削除する方法が一般的でした。

そこに新たに、Powershellのコマンドレットを用いた削除方法が追加となります。

コマンドはRemove-CalendarEventsというもので、8月末までに全テナントで利用できるように順次展開されるとのことです。

Remove-CalendarEvents

実際私のテナントでは利用できない状況ですが、EWSの場合は最大1,000件の予定までしか操作できないという使用上の注意があったりしました。
こういった点が解消されるのであれば、このコマンドレットは強力かもしれません。

他者の予定を操作するというコマンドのため、個別に権限を与える必要はあるのですが、予定の洗い替えなどではシステム的に実施したい。などというケースにおいては威力を発揮する予感がします。

こういった新機能の提供を契機として、運用シナリオの再検討を実施するのもありかと思います。ぜひ一度自分の会社の運用が理にかなった状態なのか棚卸をしてみてはいかがでしょうか。

音楽:雨に濡れた慕情