IEの自動プロキシの設定値について

Internet Explorer には自動プロキシ設定というものがあります。
簡単に説明すると、アクセスするURLによってProxyを動的に変更する機構なのですが、インターネットオプションの接続タブから設定を行えます。

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自動構成スクリプトを使用するにチェックを入れ、PACファイルを格納したURLを設定します。このアドレスはWebでホストされている必要があります。(昔はローカルに置いたファイルも動きましたが、今はWebサーバーが必須です。)
なおこの設定、Chromeにも適用されるようなのですが、こちらはローカルアドレス指定しておくと設定は読んでくれるようです。

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この自動プロキシ設定のPACファイルですが、中身はJavascriptとなります。
インターフェースとして以下のメソッド実装がされていれば良い形です。

String FindProxyForURL (url, host)

また、通常のWebサーバーとは解釈が異なることもあり、利用可能なJavascript関数に制限があります。

少し古い資料ですが、この辺りが参考になります。

付録 B : 自動プロキシ構成スクリプトの例

shExpMatchを利用する情報があるのですが、通常のメソッドとは違い、一部動作に制約があることも意識しておく必要があります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/274204

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