Microsoft FLOWが気になっている理由

先日トピックに挙げたMicrosoft FLOWですが、
個人的にこれからのシステム屋のありようがこの手のシステムに集約されているんじゃないかと思っているのです。

エンタープライズの領域では既存システムと新規導入システムを接続することが多々あります。
それは、エンタープライズ領域のお客様の核となる情報システム部門の役割が起因していると思っているのですが、彼らのお仕事はシステムで世界を革新していくことではなく、業務のつながりを最適化して企業全体の生産性を高める役割を要しているからではないかと。この目標を達成するには、インテグレーションが必要で、インテグレーションで行われる実態は、(その企業にとっては)新しいシステムを導入したり、既存システムの相互接続性をよくするといった内容となってきます。

すでに高度に情報化が行われている企業では、前者の新しいシステムの導入という点においては、老朽化や最新の技術を享受するためのリプレースとなり、後者においてはBizTalkなどを用いて、既存で持っているシステム間をつなげて勤怠入力~支払いまでを一気通貫で処理させたりするわけです。

その点において、Office365というシステムの枠からとはなりますが、他システムへ連携を簡易化することのできるMicrosoft FLOWは後者の中核になりうるのではないかと。

実際、利用してみると思っていた速度が出なかったり、抜けが許されない領域では使えなかったりと問題が出ることはあるのでしょうけど、この手の連携をクラウドで進めようとする考え方はさすがだなーと思ってしまいますね。

内容見る限り個人向けの要素が強いように思えるので、ぜひIT管理者向けにカスタマイズされてくるとうれしいですね。

音楽:ポルトガル