ExpressRote経由のExchangeMBXクラウド移行

手前の環境で恐縮ですが、参考値として。
40Mbpsの速度環境で20Mbps程度の伝送効率でした。
多重度を上げすぎるとエラーで止まってしまう現象が出たので要注意。

また、移行時に持っていかれる内容についても注意。
バッチ移行を実施した場合、
データは移行されますがメールフローなどは移行されないため、
作業終了後の対応が必要です。

同じような観点で、予定表も注意が必要です。
オンプレのユーザーとオンラインのユーザーはそれぞれクロスプレミスの関係となります。
この状態では空き時間を参照する権限としては、「既定」の権限となるため、
細かな表示制御ができなくなります。
他の部門の人には予定の時間だけ見せて、部門内では表題、上司には全内容を見せる。などのACLを振っている場合は既定を時間のみにしたうえで、部門内の全ユーザーを同時に移行するなどのスケジューリングが必要となります。

とはいえ、メールデータの移行も一緒に行うと日に数人のみの移行しかできないことはざらなので、移行期間中の制約としてまとめておいたほうが無難でしょう。

 

 

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