Office365 Outlook on the Webの新UIが一般リリースとなるようです

Outlook on the Webでは、新しいOutlookのUI変更のためのトグルスイッチが出ていましたが、このUIが一般向けリリースとして恒久的なモードになることが確定したようです。

【新UI】

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古いUIとの違いで一番インパクトが大きいのはカレンダーでしょうか。

予定の追加が大きく見やすくなり、また、過去日は色分けされることで見やすくなっていますね。

【旧UI】

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で、この新しいUIですが、Targeted Releaseでは2019年7月22日に。それ以外の一般ユーザーは2019年8月3日から9月末にかけて順次新しいUIのみが利用できるよう制御が行われていくようです。

今は新UIと旧UIを切り替えて表示が行えるので、比較しながら違いを説明するような資料は今のうちに作っておく必要があります。

特にメーラーはユーザーのすそ野が広いため、利用者のスキルレベルに応じて説明の温度感も変えていかなければならないのかと。

切り替え開始まで1月を切っているため、急ぎ対応が必要になるのですが忘れずに対応を進めていきたいですね。

音楽:恋ニオチル音

Office365 OneDrive/SharePointで360°画面が閲覧できるようになりました

Office365はどんどん機能が増えていく仕組みとなっていますが、今度はOneDrive/SharePointのドキュメントライブラリで360°画像を表示するための機能が追加されました。

というわけで早速どんな感じに表示されるか試してみました。

手元に360°をとれるカメラが無いので、以下サイトからサンプルとしてお借りしました。

https://www.flickr.com/photos/onecm/9503927685/

以下は普通にこのファイルを見た場合の見え方です。
SharePointの画像ビューワーを利用してみるとこの感じになります。

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360°画面を見るためにはファイル名を~.360.jpgや~.360.jpegとすることで専用ビューワーが開くようになります。

拡張子を変更すると、OneDriveの場合はアイコンがワイドな感じに変更されるようですね。この状態で開いてみると、、、

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画面いっぱいに表示されました。

カーソルを動かすと、ちゃんと360°画面が動きます!
これは面白いですね。

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SharePointでも同様に表示することができましたが、アイコンは通常の画像アイコンになっていますね。

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ビューワーの動きは全く同じですね。

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企業での利用用途は少ないかもしれませんが、オリジナルの表現で表示するという考え方が大切だと思います。

Facebookなどではすでに取り入れられているので利用したことがあればあまり驚きはないかもしれませんが、見たことのない方はぜひ360°画面をアップロードしてみてください。

音楽:天下攻防

 

Office365 ProPlusのTeams自動インストールの日程が確定したようです

2019年6月にお伝えした、Teamsのインストールが自動化される2019年7月9日になりました。このタイミングでリリースとなる1902の半期チャネルで新規インストールでTeamsが導入されるようになります。

また、1906の月次チャネルでは更新インストールでも自動的に導入されるようになります。

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/06/08/161355

ここまでは前回の話と変りませんが、今回、更新時のTeamsインストールについて、半期チャネル(対象指定)と半期チャネルの提供日程が確定したようです。

それぞれ2019年9月10日、2020年1月の更新となっていますね。バージョン名称が未定なのは、次の半期チャネルのバージョンが決まっていないからかと思われます。
Windows10と違い、バージョン表記がわかりにくいのがOffice365 ProPlusの欠点でもありますね汗

https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/teams-install

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なお、Office365 ProPlusで導入したTeamsではVDI環境がサポートされない旨が明記されていました。
ここでは平均500MBが必要になると記載もありますね。ここまでサイズが大きいとは思っていないのですが、公式には大きめにアナウンスされているのかと思います。

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Office365 ProPlusは、基本的にマスターキッティングで導入するケースが多いため、VDIに限らず大きなネットワーク帯域を使えないケースにおいては結構なインパクトがあるものと推測されます。

特に今回はすでに導入済みのケースでも変更となるということから、Office365 ProPlusを導入管理している方は意識をするように心がけておきましょう。

音楽:Shiro, Long Tail's

Windows10 Insider Preview Build 18932リリース

今週はInsider PreviewのSlow Ring(19H2向け)がリリースされたこともあり、Fast Ring(20H1 向け)は飛ばされるのかなーと思っていましたが、そんな悠長なことはしないようです。
今週も20H1向けの新Buildがリリースされました。

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このバージョンでは、視線制御の機能が強化されたようです。
残念ながら私の環境では視線強化をサポートしているデバイスがなく試すことができないのですが、、、

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そのほか、通知のアプリが更新されたという情報もありましたが、部分導入となっているようで、私の環境はもとのままでした。
通知の管理から通知とアクションに遷移するという機能は使えたのですが、
通知が来た時に音を鳴らす設定や、通知のでかたを制御する画面が追加されたようなのですが出てきていません。

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また、今回もAndroidむけスマホ同期の機能が強化されていたようです。

私はiPhoneなので、、、と思っていたのですが、スマホ同期のアプリ自体は少し更新されていますね。
AndroidiPhoneかで動作が異なる旨が明記されています。

そしてウィザードまで用意されるという念の入りよう。
これは個人的な思いなのですが、Windows10、Office365がそれなりに導入されたあとの今後は、スマートフォンを整備していく方向になっていくのではないかと考えています。
個人向けにはすでに適用されている気もしますが、企業向けでもこの流れになっていくのではないかと。

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話はそれましたが、iPhoneの登録画面は以下の流れで行っていきます。

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画面の絵が変わったような気がしますが、大まかには同じ流れですね。

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iPhoneとは履歴のやり取りを、Edgeを通じて行える。という記載がなされています。
早いところさらなる機能拡張に取り組んでもらいたいところです。

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ちなみに、iPhone版Edgeでは、Insider向けのEdgeと連携できる機能が加わっていました。
Insider向けEdgeはおそらくDEVやCanalyのChromium版Edgeを指しているのかと思います。

とはいえ結局はTimeLineでの同期なので、今はあまり意味がないような、、、
今後の変更に備えてInsider Edgeに向けて連携するように設定は行っておきました。
どうなるでしょうか。

というわけで、ようやく機能増強に動きだした感が出てきましたね。
19H2の立ち位置が明確になってきたため、新機能は20H1での追加という流れだと思いますが、どんどん新しい世界を見せていってもらいたいですね。

音楽:時の調べ

Office365 TeamsのVDI版の状況を確認してみましょう

Teamsでは、VDIのサポートは限定的である旨をお伝えしたのは1年前の2018年7月。

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2018/07/28/102531

早いものでそれから1年が経ちました。
現在の状況がどうなっているか確認をしていたのですが、マイクロソフトのVDIサポートを伝えるサイトが変わっていたので再度お伝えしておきます。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoftteams/teams-for-vdi#install-teams-on-vdi

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VDIについては、上記のサイトにてどうやって利用するのか記載があります。

まずいえるのは、1年前とほとんど変わらず限定利用にとどまる旨が記されているということです。

ただ1年前の状況とは異なり、共有PCで利用するためのインストーラーがリリースされたこともあり、共有インストーラーを利用しましょうという内容になっています。

ちなみに同ページにクライアントのアップデートについての記載があり、そこには自動アップデートは行われないような記載がされています。
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現状この動作はどうも違うようですが、どういった動作になるか確認を行いましたので、本記事に乗せておきたいと思います。

まずは先ほどのサイトからダウンロードイメージを取得します。
ちょうど古いファイルがあったので今回は古いファイルでインストールを進めてみたいと思います。

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ファイルをダウンロードしたのち、コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げておきます。 

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ダウンロードしたファイルを引数にmsiexecを起動します。
インストーラーを起動するイメージですね。
上記のURLにコマンドが書いてあるのですが、最後のAllUserはAllUsersが正しいので注意しましょう。

以下がコマンドの例です。インストーラーの場所とログを書き出す場所はそれぞれ調整が必要です。

msiexec /i C:\Users\UserName\Downloads\Teams_windows_x64_0303.msi /l*v C:\Users\UserName\Downloads\teamssetup.log AllUsers=1

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インストールはほんの数分ですが、完了の合図などは無いので注意しましょう。

一瞬インストーラーが立ち上がって消えますので、インストーラーが起動していないことを確認したうえでログを見て、エラーがなければ完了。という形でしょうか。 

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Error Statusが0になっていれば問題ないですね。 

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 インストール直後はProgram Files(x86)にTeamsのインストーラーが格納されます。

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 中身はこんな感じですね。 

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今回利用したのは1.2.0.8864のバージョンとなります。 

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インストーラーをインストール下だけではVDI版のインストール完了とはなりません。
この状態は、このPCを使うユーザーにインストールする手はずが整ったという状態となります。

この後ログアウトしてから、ログインしなおすと、自動的にTeamsがインストールされていきます。

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ログイン後少し待っているとおなじみのログイン画面が。
ここでユーザー情報を入力していきましょう。

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ログインしたら右上の写真をクリックしてバージョン情報を見ていきましょう。
情報というメニューの中にバージョンという項目があります。
押すとヘッダーにバージョン情報が表示されます。

2019年3月のバージョンで、バージョンが止まっていることがわかります。

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ただし、利用を行っているといつの間にかバージョンが更新される動作は変わらないようです。2019年3月のモジュールだからでしょうか?

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ちなみに3月のバージョンでも会議の会話表示の位置が最新バージョンと同様になっていました。
Teamsアプリのバージョンと中身のバージョンは一致していないこともあるんですね。
HTML5などで構成されているイメージでしょうか。
これには気が付きませんでした。

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アップデートの観点では残念な感じですが、共有インストールの仕組みが備わったことで、VDIでの利用に少し拍車がかかるかもしれませんね。
しかしながら電話と会議の機能は推奨されていないので、そのあたりと兼ね合いを付けていくのが必要になります。うまく設計しVDI環境でもTeamsの良さを享受していきたいですね。

音楽:No Ones Home 

Windows10 Chromium版Edge CanalryでWDAGが利用できるようになっていました

Chromium版EdgeのDev版では、Chromeストアの拡張アプリを導入することでWDAGを利用することができました。

インストールすると右上にアイコンが一つ増え、WDAGを利用することができるようになっていました。

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そんな中、Chromium版EdgeのCanary版を利用していたら、メニュー内にNew Application Guard windowの項目が追加されていました。

この項目はすなわちWDAGの項目ですね。

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これを押すと、EdgeでのWDAGと同様に起動することができました。

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WDAG起動後は右側にApplication Guardが起動していることが表示されていました。
また、タスクバーのアイコンもWDAGが動いていることがわかるように盾のアイコンが付与されていますね。

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通常のEdgeでは左側に出ていたので、少し動作が変わっていますね。
ちなみに補足の文言はChromium版Edgeの方がわかりやすいように感じます。

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各種設定も、WDAGで利用できないものはグレーアウトしているので、通常版とそん色なく利用することができそうです。
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ちなみに、現段階ではvmmemのCPU利用率が張り付くという事象が確認できました。
Canaryということでこの辺りは割り切って報告を上げていくスタイルが良いのかと思います。 

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Chromium版Edgeはどんどん機能が追加されており、後はTimeLineが実装されれば一通り気になる機能は入ったことになるのかと思います。

そろそろDev版からベータ版への移行も行われる時期になってきていることもあり、目が離せない状況が続くと思いますので、楽しみですね。

音楽:ハイランド クロック

Microsoft 社長交代となるようです

まさかの人事が発表されていました。

2015年より日本マイクロソフトを引っ張ってこられた平野社長が2019年8月末付で退任されるようです。

https://news.microsoft.com/ja-jp/2019/07/03/190703-announcement/

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平野社長は本社のバイスプレジデントになられるようなのですが、まだまだ日本市場にも顔を出されていくようです。

そして国内の9月以降の体制はこれから発表となるようです。
まだまだAzureやOffice365は好調な状況が続いているので体力のあるうちに戦略的な対応を行っていこうという表れでしょうか。

平野さんが率いてきたこの4年間は、エンタープライズ方面は躍進しつつもりんなやHoloLensなど目を見張るようなものがどんどん生まれていた感があります。

次の世代はこの流れを引き継がれるのか、それともガラッと一転させるのか。どのような取り組みとなるのか楽しみですね。

音楽:たのしいさんすう