Windows10 予約ストレージの機能を有効化する方法

Windows10 Insider Preview Build 18312がリリースしていますが、今回はその中の予約ストレージ機能の有効化方法についてチェックしていきたいと思います。

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この予約ストレージ機能は、約7GBのストレージをWindows Update用に予約することで、更新を滞りなく実施させるための施策となります。Insider Preview Build 18298以降を実施している場合に利用可能となっています。
詳細は以下のサイトに記載がありますが、今回はこの機能を有効化していきたいと思います。

Windows 10 and reserved storage | Storage at Microsoft

有効にするために、Build 18298以降のPCから以下のフィードバックHubにつながるURLをクリックすると、設定方法が表示されます。

http://aka.ms/reservedstoragequest

レジストリを操作することで有効化できる。ということのようですね。

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というわけで、レジストリエディターを開きます。

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開いたら以下のパスを探します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ReserveManager

このパスがない場合はBuildが対応していないバージョンということになるので、アップグレードしてから再挑戦しましょう。

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ShippedWithReservesという名前があるので、この値を1に変更すれば設定完了です。 

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まだPreviewの状態のため、どういったバグがあるかわかりませんが、こうして早い段階から試させることで、一般ユーザーが利用する際に問題が発生することを軽減できます。
ストレージ関連についてはバージョン1809のリリース時にも問題が出ていたため、数多くのユーザーに利用してもらい、正式リリース時の安全性を確保できるよう、Insiderとして務めていきたいですね。
音楽:ファド

Office365 Office365 VideoをMicrosoft Streamに移行するための手法が公開されています

Microsoft Streamがリリースされた後、Office365 VideoがEoSとなる話が出ていましたが、移行が本格的に行えるようになるようです。

Office 365 Video transition to Microsoft Stream | Microsoft Docs

2019年2月末頃にはすべてのテナントで、ホーム上に移行のバナーが表示されるようになり、そこから移行を開始できるということでした。

私の利用しているテナントではまだこの状況は展開されていませんでしたので、そのうちに状況が整ってくるものと思います。

どうもOffice365 Video APIを利用していたり、Office365グループ統合を行っていたりすると移行できるタイミングが少し遅れてくるようですね。

Office 365 Video Will Transition to Microsoft Stream | Microsoft Docs

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移行自体はウィザードにのっとって対応していけば済むようになっているようです。

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とはいえ、現時点ではまだOffice365 Videoと同様の機能が出そろっているわけではなく、一部は2019年もしくはその後に実装されるということなので、以下のサイトから機能の実装具合を確認しておく必要がありそうです。

Microsoft Stream & Office 365 Video - Feature Breakdown | Microsoft Docs

動画のダウンロードや統計情報の取得、PowerPointへの埋め込みなどが意識しておく必要のある機能でしょうか。

この辺りを利用していなければ早い段階での移行が行えそうです。

今年は統廃合という形で一つ、Office365が大きく動くとしなのかもしれません。よりシンプルに、使いやすい環境が提供されるのことは望ましいので、この動きを見守っていきたいですね。

音楽:Strawberry & Peach Pie

Office365 Teamsにシフトアプリが追加されていました

StaffHubのサービス終了を受け止めるため、Teamsに機能が追加されてきました。

その名もシフト。スケジュールを管理するための機能のようです。

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起動すると、チームを選択する画面が表示されました。
他のアプリと違い、今のところチームのタブからは追加できないようで、シフトアプリにチームを割り当てるという動作となっています。

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チームを選んだらタイムゾーンの選択です。
初期状態では東京が選ばれていました。
ユーザー設定からとってきてくれているのかな。

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設定はこれだけのようです。
後はチュートリアルがいくつか表示されていきます。

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設定は日ごとに行う形ですね。
たまたまだと思いますが、起動した日が一番後ろになっていました。
日曜始まりのカレンダーか、基準日から数日前を見せるようになっているのか。どちらかだと思います。
シフトの確認は基本先の日程を見たいケースが多いはずなので、この辺りは要望を取り入れてくれる余地がありそうな感じですね。

使い方は簡単で、ユーザーを一覧に表示させ、

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人ごとにスケジュールを入れていくだけ。 

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人が決まっていない時間帯を設定することも必要なので、空きシフトという項目もあります。(自動抽出に期待ですね)

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早速シフトを入れてみます。
日をクリックしてシフトの追加。 

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 アクティビティというのがタスクですね。これを15分単位で設定していくことで、1日のタスクを管理していく流れです。

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こんな具合にタスクの名前と時間を入力していくと、タイムラインが表示されるようになります。

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保存して共有することで、ほかの人でも見られる状況になります。
また、週表示以外にも日ごとに表示するモードもあり、これを利用すると線表形式での表示となります。

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残念ながら、Outlook(Exchange Online)のスケジュールとの連動はまだ行えないようです。

入力が簡単な分、Outlookのサブセットとして利用ができそうなので、連携機能の追加も期待していきたいところですね。

これでStaffHubのおきかえの条件がそろってきた形でしょうか。
Teamsに集約する方向も着々と進んでいるので、このペースでどんどん行ってもらいたいですね。

音楽:ラスト・サスライ

Office365 StaffHubがサービス終了となります

先日お伝えしたStaffHubの終了ですが、StaffHubの利用者に向けて情報の更新がメールされてきました。

Office365 StaffHubがサービス終了となります - ()のブログ

これによると、2019年10月の停止に向け、2019年6月30日までに移行を開始するよう促すようなアナウンスとなっています。

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細かな移行方法についてはもう少し後に連携があるようですが、6月から移行を進める必要があることは変わらないかと思います。移行先となるTeamsを利用できるようになっておくことは必要となるので、いまからユーザーに対する教育などは始めておく必要があるかと。

StaffHubを利用していた方は大変かと思いますが、今からしっかり準備いただければと思います。

音楽: いちじよじ

Office365 Outlook on the webの初期設定について

Office365のOutlook on the Webですが、久々に初回ログオンを行ったところ、画面が変わっていたので紹介させていただきます。

Office365では、ユーザーを作成した後にライセンスを割り当てることで各々の機能を利用できるようになるのですが、基本的にはユーザー自身でライセンス付与後の設定を行っていくこととなります。

難しい作業ではないのですが、ウィザードで設定を案内してくれるのでより簡単に設定を行っていくことができるようになっています。

まずはライセンスを付与したら以下URLからOutlook on the webにアクセスします。

https://outlook.office365.com/owa/

すると、初回起動の場合はウィザードが自動的に立ち上がってきます。

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右にある矢印を押すと、タイムゾーンと言語の設定に。OSかテナントに依存するのかと思いますが、言語は日本語になっており、タイムゾーンはPacific Timeが選択されていました。日本時間に合わせておくと何かと都合がよいので変更しておくことをお勧めします。(日本はUTC+9となるため、ずっと下の方にあります。Osaka,Sapporo,Tokyoが目印です)

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続いてテーマ選択です。
この画面になると急に上部が色付きに変わります。選んだテーマがそのまま表示される形です。

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続いてメールの下部に付ける署名の設定です。
ひとつ前に決めたテーマは、後ろに行くので少しくすんだ色に変わっています。
一瞬設定した色が異なっているのかと思ってしまいました汗

ここでは名前や役職、メールアドレスなどの連絡先を記しておくのが一般的でしょうか。

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これで設定は完了です。OKを押すとすぐにメールのやり取りが可能となります。

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OKを押した直後です。
一部メッセージが表示されていますね。これはユーザーがプレビュー参加かどうかで変わってくるはずなのですが、新しいUIを試す場合はTry the new Outlookを押しましょう。

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ここまでで一般的な設定は完了となります。が、各種表記は英語の表記となっています。先に設定した日本語設定は、データの内容(受信トレイなど)となっており、各種文言はそのままでは英語のままとなります。右上の設定からLanguage and time zoneを選択して言語を日本語に変更しましょう。

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こちらの並び順は文字コード順でしょうか。中央やや下よりに日本語が表示されています。これを選択して、Saveをおしていきましょう。

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設定が完了したらF5などでリロードしてみてください。日本語表記に変わっていることが確認できるかと思います。

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Office365ではメーラーとしてOutlook on the webのほかにOffice365 ProplusのOutlookを用いることも可能です。簡単さというところではやはりWeb版という面もあるので、ぜひ初期設定は覚えておくとよいかと思います。

音楽:Silent prayer

Office365 RoadmapがMicrosoft 365と統合されていました

2018年中旬頃にOffice365のロードマップを紹介しましたが、残念ながらすでにアクセスできなくなってしまっていました。

Office365 ロードマップと新機能 - ()のブログ

こんな感じです。

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そして、そのロードマップがどこに行ったのかというと、Microsoft 365のロードマップと一体化していました。

Microsoft 365 ロードマップ | Microsoft 365

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Insider Previewで提供が開始されたばかりのSandboxなどは記載がないのですが、Office365ではSharePointやExchangeを中心に、Windows10ではKioskやDefenderを中心に開発が進んでいることがわかります。

中には2019年4Q中にリリースを予定しているものがあるなど、ある意味でInsider Previewよりも長期的な考え方を見ることもできるようです。

マイクロソフトがどういったことを意識しているのかなど、知れる機会にもなるとおもうので、ぜひ一度目を通してみてはいかがでしょうか。

音楽:くろねこのひっこし

Office365 Microsoft 365 E5の一部がサブセットとして分離提供されるようです

昨日のMyAnalyticsに続き、Microsoft 365で提供される機能の一部を再パッケージし、安価に提供を始めることになったようです。

Introducing new advanced security and compliance offerings for Microsoft 365 - Microsoft 365 Blog

Microsoft Threat ProtectionとMicrosoft Cloud App SecurityとAzure Active Directoryを合わせたもの、Office 365 Advance ComplianceとAzure Information Protectionを合わせたものの2通りとなります。

Microsoft 365 E5だと機能が多すぎて使いこなすまでに相当の時間を有する可能性があるので、Microsoft 365 E3から始めて、徐々にステップアップを行っていくという方法を提示してくれているような構成なのではないでしょうか。

こちらは2019年2月より提供開始とのことなので、どのセットで用意するか迷っているようでしたら検討の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

音楽:Tenderly