Office365 SharePoint Onlineのサイトの利用状況が更新されていました

2018年5月頃に紹介した利用状況のリアルタイム化ですが、サイトの作りが更新され、リアルタイムに表示がなされるようになっていましたので紹介します。

Office365 SharePointの利用状況がリアルタイム表示となるようです。 - ()のブログ

サイトの利用状況には、サイトコレクションに入り、歯車マークからサイトコンテンツを選択します。

f:id:mohessu:20180707013201p:plain

その画面の中央にサイトの利用状況へのリンクが。
中央にある場所が変わった旨のリンクを押下してもたどり着くことができます。

f:id:mohessu:20180707013303p:plain

日を意識しながらアクセスしてみたのですが、日本時間に合わせてアクセス数がカウントされるようでした。

また、今までと異なり、ユニークアクセス(IDごとのアクセス数)とサイトの閲覧数を表示することができるようです。(こちらはいわゆるPVってやつですね。)

f:id:mohessu:20180707013409p:plain

f:id:mohessu:20180707013444p:plain

 

このデータですが、どうやらMicrosoft Graphを利用しても取得できそうです。

Get site detail - Documentation - Microsoft Graph

この場合、アクセス可能なサイトの全量を最大過去180日分取得できそうな項目が記載されていますね。

Graph Explorerで取得できないかとやってみたのですが、残念ながら応答は表示できませんでした。

Graph エクスプローラー - Microsoft Graph

f:id:mohessu:20180707020037p:plain

しかしこの機能が搭載されると、マクロで見たいときは利用状況、ミクロで見たいときは監査ログという形で使い分けで簡単に様々な見方ができるようになるということですよね。

この流れはとてもありがたいかもしれません。
集計する行為も難しいロジックではないとはいえ、コストになってきますからね。

アクセス状況をチェックしていきたい人はぜひこの機能を利用してみてはいかがでしょうか。

音楽:つぼみ

Windows10 Insider Preview Build 17713でました。

恒例ですが、今週も新Insider Preview、Build 17713がリリースされました。

f:id:mohessu:20180714182152p:plain

実はもう7月。現在のInsider Previewがリリース版になるのは9月予定ですから、もうそろそろ機能を固めていく必要があるのでしょう。
RS4までと同様に今後、Skip Ahead(1904向けのInsider Previewリリース配信)が用意されるようです。
このSkip Aheadですが、前回までと異なり一度機能を削除して再度募集するようです。
そのため、更新とセキュリティの画面からは選択肢が削除されました。

f:id:mohessu:20180714224444p:plain

機能的な増強もかなり大きくありますね。
まずはEdgeですが、メディアの自動再生を抑制する設定が。
URLの左横にある情報マークを押し、表示されたダイアログの一番下のリンクを押すと設定が行えます。

f:id:mohessu:20180714225722p:plain

現在はドロップダウンメニューを押しても設定内容が表示されない問題があるみたいですが、アクセス許可の管理リンクを押すと設定一覧を表示できます。

f:id:mohessu:20180714225839p:plain

このアクセス許可の管理から設定すると、許可、制限、禁止の3種から選べるようになっています。動きの差はまだちょっと理解出来ていないのですが、許可と制限はどう違うのか見えませんでした。禁止に設定した状態でyoutube.comを閲覧してみたところ、ちゃんと自動再生されないようになったので、この動きは良い感じですね。

f:id:mohessu:20180714231402p:plain

上位にはデフォルトの設定もあるのですが、上位設定よりも個別設定が優先されるようで、上位を禁止、サイト別を許可にした場合は自動再生される形でした。

f:id:mohessu:20180714232149p:plain

ほか、メモ帳も少しバージョンアップ。
ステータスバーに改行コード、カーソル位置、拡大率が表示されるように。
改行コードは数回前のバージョンアップでUNIXコードに対応しているので、わかりやすくなっていい感じですね。

f:id:mohessu:20180714230534p:plain

個人的にはCtrl+Zで複数戻りなどに対応してくれるとありがたいのですけれどね。
改行コードも保存時に設定できるようになると、ほかのエディタ不要になっちゃうかも笑
メモ帳もまだまだ進化してくれていますね!

そういえば。とおもい、対になりそうな電卓を見てみたところ、英語表記に。
こちらも更新が入っていっているのでしょうか。

f:id:mohessu:20180714232950p:plain

レート変換など、面白い機能が追加されているようです。
しかもこのレート、リアルタイムに持ってきてくれるようですね。
これはかなりの驚きな感じです。こんなところにもネットワークが必要な機能が、、、

f:id:mohessu:20180714233116p:plain

まだまだ昔からの機能群もどんどん更新する気概がいい感じですね。
さらなるレベルアップ、期待できますね!

音楽:オルド

Office365 Microsoft Teamsに無償エディションが誕生しました

なんとMicrosoft Teamsに無償エディションが誕生しました。

https://products.office.com/ja-jp/microsoft-teams/free

ユーザーごとに2GBのストレージと、共有領域10GBが提供され、最大300人までで共有しながら利用できるという内容となっています。

f:id:mohessu:20180714014628p:plain

スケジュール連携や、Streamと連携した会議(!)、マルチファクター認証は行えませんが、標準的な連携であればこれだけでも十分という内容となっているようです。

メールアドレスを入力し、無料でサインアップボタンを押下することで利用開始が行えるようですが、Office365のアカウントをすでに取得している場合はそちらが優先されるというところも重要な要素ではないでしょうか。

【すでにアカウントを持っている場合、Teamsサイトにリダイレクトされます】

f:id:mohessu:20180714014858p:plain

この機能によって、社内に無償テナントが乱立するという状況を防ぐことができるようになっているようです。

無償利用からすそ野を拡大していくという方針だと思うのですが、PowerBIのように、無償テナント利用しているがためにOffice365テナントにドメイン統合が行えないといった弊害が発生する可能性はあるのかと思います。

本日からすでに無償テナントの利用が可能となっているため、徐々に情報が集まってくるものと思われますが、有償利用と無償利用の統合の観点は注視していきたいところですね。

音楽:マメシバ

Windows10 Project Honolulu改めWindows Admin Centerをインストールしてみました

Windows Server 2019の発表に前後して、Project HonoluluというWindows管理コンソールが発表されていましたが、いつの間にか正式名称が発表されて、Windows Admin Centerという名になったとの情報が。 

Windows Admin Center Overview | Microsoft Docs

せっかく正式発表されたことなので、インストールしてみました。
インストール可能なマシンはWindows 2016、Windows 10(1709)、Windows Server 1709とのことなので、Insider Previewに入れてよいのかは迷いましたが、いずれもプレビューだし。ということで、Windows 10 RS5 Previewに入れてみました。

【インストール要件(OS)】

f:id:mohessu:20180630224857p:plain

インストールするモジュールは以下サイトより入手できます。

https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewserver

Windows Server のPreviewをダウンロードするサイトですね。
Additional Downloadsという項目を開くと、Windows Admin Centerが。

f:id:mohessu:20180630203630p:plain

選択するとダウンロードリンクが表示されるので、急ぎダウンロードしましょう。
24時間でリンクが消失するタイプの動的アドレスとなっています。 

f:id:mohessu:20180630204440p:plain

ダウンロードされるファイル名は以下の通り。

f:id:mohessu:20180630204614p:plain

インストーラーを起動すると、セットアップ ウィザードが表示されます。 

f:id:mohessu:20180630204716p:plain

まずはいつもの通り規約を読みましょう。
なぜか規約の文字がとても大きくなっています。
これはフォントサイズの変更のせいでしょうか、、、 

f:id:mohessu:20180630204724p:plain

このWindows Admin CenterはWebで動作するシステムとなるため、ポートを指定する必要があります。
下のチェックボックスはホスト設定の変更を行う、デスクトップショートカットを作成するの2つですが、翻訳がずれており上のチェックボックスにもショートカット作成の文字が見えます。が、ショートカットは下にチェックを入れないと作成されないので注意が必要です。

f:id:mohessu:20180630204747p:plain

後はそのままインストールボタンを押して完了を待ちます。

f:id:mohessu:20180630204824p:plain

完了時に以下画面が表示されます。

ちょっとわかりにくいですが、Windows Admin Centerでは、パスワードを用いたログインを採用しておらず、クライアント証明書でのログインを行います。

クライアント証明書を複数インストールしている場合、Windows Admin Center Clientを選んでください。ということですね。

f:id:mohessu:20180630204951p:plain

証明書が一つしかない場合は以下のように確認画面のみとなります。

f:id:mohessu:20180630205113p:plain

ログインすると、チュートリアルが表示されます。(といっても、内容は薄く、どんなものかが書かれているのみだったりします笑)

f:id:mohessu:20180630205159p:plain

Preview版なのでフィードバックの協力も忘れずにアピールが。より良いものになるように、みんなで協力していきましょう。

f:id:mohessu:20180630205244p:plain

これで利用可能となりました。
管理対象となっているサーバー・クライアントが一覧で表示されます。(初回なのでインストールしたマシンが表示されています。)

f:id:mohessu:20180630223124p:plain

インストール後、再起動してから一覧よりクライアントを選択したら以下の確認が表示されました。

f:id:mohessu:20180630223034p:plain

ただ、そのままではうまく接続はできず、再度試してほしいという案内が。

f:id:mohessu:20180630223307p:plain

インストールはうまくいったものの、利用までには至りませんでした。
利用できるようにチェックしていかないといけませんね。
いろいろと動かして試してみたいと思います。

音楽:Sax Quartet

Windows10 クリップボードとOneDriveのきれいな融合

Windows10ではPrint Screenで画面のキャプチャを取ると、以下のOneDriveを利用した保存を行わないかの確認がなされるようになっています。

f:id:mohessu:20180628010716p:plain

ここで、OneDriveに保存。を押すと、以降のPrint Screenボタン押下後は、押下ごとに以下のような通知が行われ、OneDrive上に保存されるようになります。

f:id:mohessu:20180628011111p:plain

念のため。とおもってネットワークを切断した後にPrint Screenを押下しても同様にOneDriveに保存されていました。

これはなんてことはなくOneDriveの同期フォルダに保存されたうえで、同期がかかってアップロードされるという仕掛けで動いているようです。

【1ファイル未同期の状態のファイルがあります】

f:id:mohessu:20180628012116p:plain

ネットワークが回復すると、自動的にクラウドにファイルをアップロードしてくれるので便利ですね。ちなみに私はキャプチャを取ったら、リサイズのためそのままペイントに張り付けることが多いのですが、クリップボード上には残り続けているので、この設定を行った後も同じように使い続けることが可能です。

ちなみに自動保存をやめたくなったら、タスクトレイにあるOneDriveアプリを右クリックして設定を呼び出しましょう。

自動保存タブにスクリーンショット項があるため、ここから自動保存をやめることが可能となっています。

f:id:mohessu:20180628013059p:plain

ちなみに、Fall Creators Update以降のWindows10では、ファイルオンデマンドというWindows8.1のころと同様のOneDrive同期機能が追加されています。同期を行わずに必要な時にファイルを受信しに行く機能ですね。社内ネットワークなどであまり大きな負荷をかけられない時はチェックを入れておくとよいかと思います。(初期状態はチェックが入っています。)

f:id:mohessu:20180712004642p:plain

手間を省くことは生産性を向上させる一歩なので、ぜひ機能を使いこなして猶予時間を作っていきましょう!

音楽:replica

Windows10 Surface Goが発表されました

かなり意欲的なPC、Surface Goが発表されました。

なんとなくですが、米マイクロソフトのパートナーイベントであるInspireで発表されるのかなと思っていましたが、その発表直前に出てきましたね。

youtubeにイメージ動画が出ていました。

これを見ていると、かなりコンパクトに仕上がっていることがわかります。

www.youtube.com

搭載されるCPUはPentium Gold 4415Yというもので、2コア4スレッドとなっています。Core m3と同じようなスペック感ですね。

Surface Proの低価格版がCore m3となっているため、ローエンド帯ではサイズで選んでいっても良いのではないでしょうか。

しかしながら、価格が大きく異なっていて、Surface Proは頑張っても10万は切らない価格帯ですが、Surface Goについては399ドル、4万強というかなり魅力的なものになっています。

重さは521g、更に充電端子はUSB 3.1となっているため、ケーブルの使いまわしなどができそうな形に。複数のアダプターを持つ必要がなくなる可能性も高く、こういった点はさらに魅力が増しますね。

アメリカでの予約開始が7/10、実際の発売は8/2となっているようです。
日本でもすぐに予約開始するようなので、首を長くして待ちたい感じです。
この価格帯のWindows PCという考え方からすると、企業向けPCの分野に風穴があくかもしれませんね。
Office365でアプリケーション周りをかため、Windows 10 + EMSでセキュアに持ち運べる安価なPCとなると、ロケーションフリーな業務スタイルをまじめに考えていくことができるかもしれません。実際の販売が待ち遠しくなってきますね。

音楽:追憶のトランペット

Windows 10 Build 17711でました

今週のInsider Previewのリリースですが、いつもと違って金曜となっていました。
独立記念日があったので、日をずらした感じですかね?

逆に日をずらしても週内のリリースを行いたかったということなのかもしれません。
今週のBuildでは、Windows Update時に0x80080005エラーが発生していた点を解消するなど、ちょっと大きめなバグフィックスが施されたようです。
そんな中、新機能が1点とデザインの更新2点を紹介します。

まずは新機能。レジストリエディタで、Ctrlを押しながらDeleteまたはbackSpaceを押下すると、単語ごと削除される機能が追加されています。

この状態で(最後にカーソルがある状態)Ctrl+backspaceを押すと、、、

f:id:mohessu:20180708224041p:plain

単語を削除してくれるのです!

f:id:mohessu:20180708231216p:plain

パスを自動的に移動してくれるわけではないので、この状態からEnterで確定すれば一つ上の階層まで簡単にたどり着くことができますね。

f:id:mohessu:20180708231238p:plain

ただ、使いどころを選ぶこともあるようで、以下のようなケースでは利用方法を意識しておく必要がありそうです。

ダメなケース1途中の文字をCtrlを押しながら消すと、、、

f:id:mohessu:20180708224142p:plain

消えてくれはしますが、途中なので役に立つかは微妙なところです。

f:id:mohessu:20180708224202p:plain

ダメなケース2途中にドットが入っているパスをCtrlを押下しながら消すと、、、

f:id:mohessu:20180708224004p:plain

ドットの後ろ(または前)までしか消してくれません。
これも使いどころを選ぶ気がしますね。

f:id:mohessu:20180708224023p:plain

ちなみにこの機能、Edgeなどのブラウザでも利用できるようです。
ChromeにもこのCtrl削除機能は搭載されていました。
意外と一般的なのかもしれませんが、Edge、ChromeレジストリエディタとそれぞれCtrl+Zで戻るときの動作が異なるようなので、試してみると面白いかもしれません。

更に追加されている機能として、文字のインテリセンス(補完機能)が追加されています。これはかなり頼もしいですね。開発をやっている人から見ると一般的な機能かもしれませんが、パスを探す効率は劇的に高まりそうです。

f:id:mohessu:20180708230643p:plain

ほか、Edgeの読み取りビュー機能にバックグラウンド色を変更する機能が。

通常の肌色から、様々な色に変更することができるようになりました。

f:id:mohessu:20180708231746p:plain

色味が変わるだけですが、人により読み取りやすさなどがあると思うのでこの機能は利用度が高いかもしれません。ただ、日本語のサイトで読み取りビューに対応しているサイトって少ないのですよね、、、

この辺りは広まっていくのを待つしかないのではありますが、、、

(テストするのであればMSのページは対応しているケースが多いですね)

f:id:mohessu:20180708231824p:plain

続いてFluent Design System
ポップアップメニューのライティングを更新したということで、影の付き方がさらに深く見えるように更新されました。

f:id:mohessu:20180708224348p:plain

ちょうど開いていたレジストリエディタでの、非対応のポップアップと比べると一目瞭然ですね。奥行き感がかなり異なっています。

f:id:mohessu:20180708224408p:plain

ちなみにこの影ですが、バッテリー節約モードとなった場合でも同じ影具合を残していました。
あまりパワーを使わない更新なのかもしれません。いずれにせよ、きれいな表示は利用の意欲を高めてくれるので、どんどん更新されて行ってもらいたいですね。

でも、デザインの更新はバランスが難しいですよね。テストへの影響とか。

音楽:預言者