Office365 管理センターでパスワードを無期限にすることを推奨し始めました

Office365 管理センターに「おすすめ」が表示されるようになりました。

【管理センター】

f:id:mohessu:20180118014516p:plain

1つ目のおすすめとして、パスワードの期限を無期限にすることを勧めてきてくれました。

前に何度かネタとして取り上げていると思いますが、やはりパスワードを時折変更するという行為はあまりセキュアに貢献しない。ということなのでしょうね。
もちろん、誰かに知られてしまったりしたら変更は必要ですが、ほかの人が利用していないことがある程度見えれば替えずとも問題ない。と思っておきましょう。

推奨事項を表示することで、その場で無期限に変更することもできるので、このおすすめ、UIとしても申し分ないつくりになっているように感じます。

f:id:mohessu:20180118020707p:plain

なお、無期限せていを行いた場合はそのまま保存、もしくは別のパスワードの有効期限のルールを設定するを押下して、パスワードポリシー画面に入り設定を行っていくことができます。

f:id:mohessu:20180118020818p:plain

 

ちなみに推奨状態にすると、お勧めは消え、次のおすすめが表示されるようです。

私の場合はonmicrosoft.comをやめ、独自ドメインを取りましょう。というものを勧められました。笑

f:id:mohessu:20180118021117p:plain

こちらは今までの初期手順をふんでね。というものと同じで、設定画面へ遷移させるだけのものになっていました。どうせならAzure DNSなどを使わせるように誘導してくれると面白いんですけどねぇ。

話がそれてきましたが、やっぱりパスワードは無期限でよかったんだ。ということが判明し、私の思いも間違っていなかったんだなあと。
皆さんもこれを機にセキュリティの強度の在り方を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:Perdeski cloyn

Windows10 Build 17074のEdgeなど

Insider Preview Build 17074ですが、更新の目玉はMicrosoft Edgeです。
その中でいくつか紹介していきたいと思います。

・クレジットカード情報を自動入力する機能が追加
さらっと書いてあるのですが、セキュアな情報保持が必要なところに切り込んできているようです。

・InPrivateモードでWeb資格情報の自動入力ができるように。

資格情報マネージャーに登録された情報を自動入力する機能ができています。

f:id:mohessu:20180117003940p:plain

ユーザーIDを入力する場所でダブルクリックすると資格情報のリストが出るようになりました。
この機能、結構使い勝手を良くしている気がします。
InPrivateで入力した内容が資格情報に登録されるという逆の動きはしないため、不用意に情報が登録されてしまうこともありません。

f:id:mohessu:20180117003355p:plain

Edge以外にも変更が加わっています。
設定アプリのシステム - ストレージに今すぐ空き領域を増やすが移動してきています。

f:id:mohessu:20180117005230p:plain

内容に差はない気がしますが場所が変わっているので、忘れないようにしておきましょう。

f:id:mohessu:20180117005344p:plain

設定アプリではほかにシステム - サウンドの内容も変更となっているようです。

f:id:mohessu:20180117005737p:plain

f:id:mohessu:20180117005749p:plain

下部にその他のサウンドのオプションがあり、App Volume and device preferencesというものが追加されています。
ミキサーのような機能みたいですね。アプリごとに音のインアウトを変更できるようです。

f:id:mohessu:20180117005930p:plain

あとは手書き機能の充実やEPUBへの対応追加などいくつかあるのですが、個人的になじみが薄く、、、
手書き機能、ペン利用していると重宝するのでしょうかねぇ。
次はそういった機能を有効に扱えるマシンを利用して試していきたいなぁ。

音楽:Cantabile

Windows10 Build 17074でました。

今年最初のInsider Preview がリリースしていました。

f:id:mohessu:20180116002511p:plain

一番最初に目についたのは、Fluent Design Systemがさらに更新されていたことです。

アクリルの色合いが今まで以上に出るようになっていました。

f:id:mohessu:20180116003223p:plain

そして、Activeな画面についてはきれいな透明度の高いアクリルなのですが、ひとたび非Activeになるとアクリルの効かない画面に様変わりします。

f:id:mohessu:20180116003835p:plain

そして私の環境でMicrosoft Whiteboardが起動するようになりました!

f:id:mohessu:20180116013927p:plain

ログインすると無地の環境が表示されます。

f:id:mohessu:20180116013957p:plain

ペイントと同じように、キャンパスとして利用することができます。

f:id:mohessu:20180116014136p:plain

右下の歯車を押下するとテーブル・シェイプモードを有効化できました。
円をフリーハンドでかくと、きれいに整形してくれるようです。

f:id:mohessu:20180116014147p:plain

真骨頂はSurfaceHubを利用して、描写を共有できることのようなのですが、今のところ身近なSurfaceHubには入っておらず、動作を確認するに至っていません。
どこかでどのような動きをするのか試してみたいところですねぇ。

今回はEdge中心にいろいろと改修が入っているようなので、もう少しいろいろ触っていきたいと思います。

音楽:Myung Theme

Windows 10 UTF-8利用機能が追加されていたようです

前々から動作しなくなって悩んでいたWindows Defender Application Guardですが、実はen-usの言語パックが入っていないと動かないような話を聞いたため、言語関連のインストール状況を確認していました。そうしたところちょっと謎な機能が追加されていました。

Windows Defender Application Guardが謎エラーで起動しません。】

f:id:mohessu:20180114213422p:plain

Windows10の設定アプリからは変更が行えないので、まずコントロールパネルを開きましょう。

【この画面では見られないところに機能が、、】 

f:id:mohessu:20180114215014p:plain

現在コントロールパネルはWin+Xでも出せなくなってしまい、コルタナ検索に文字入力で表示させる必要があります。日本語環境では「こんと」、英語環境では「cont」等打ち込むとコントロールパネルへのリンクが表示されます。

【「こんと」でコントロールパネル表示】

f:id:mohessu:20180114223025p:plain

コントロールパネルが開いたら、時計と地域を開きます。

f:id:mohessu:20180114223206p:plain

地域を押して管理を出します。

f:id:mohessu:20180114223330p:plain

f:id:mohessu:20180114223318p:plain

すると、システムロケール変更の個所に「ワールドワイド言語サポートで Unicode UTF-8を使用」という項が新設されているのです。

f:id:mohessu:20180114223358p:plain

どういった動作をするものなのか、資料がないためいまいちわからないのですが、どうもメモ帳でデータを保存した際にUTF-8で保存されるようになったようです。

以下のようなファイルを保存すると、チェックの有無によって保存データサイズが異なりました。

f:id:mohessu:20180114225147p:plain

チェックを付けていない場合

f:id:mohessu:20180114225221p:plain

f:id:mohessu:20180114230722p:plain

チェックを付けた場合

f:id:mohessu:20180114230452p:plain

f:id:mohessu:20180114230602p:plain

言語の保存方法を変更するのはかなり労力を使う作業な気がするのですが、とうとう手を出してきたなーという感じです。これが進むと真に多言語同時利用が可能なOSへと進化することになるので、ぜひこの流れを続けていってもらいたいですね。

音楽:うちゅうひこうしのうた

Office365 To-Do リリースによってライセンスの切り替え方法が変わっています

Microsoft To-Doですが、年末までにGAしています。
このGAに際してライセンス有効化の手段が変更になっているので注意が必要です。

現在のライセンスはユーザーの設定内にあるライセンス切り替えの画面で設定するものが正となっています。

f:id:mohessu:20180114130350p:plain

今まで利用できたサービスとアドインでの切り替えは以下のようにプレビュー版ユーザーのみに有効である旨が記載されています。

f:id:mohessu:20180114131121p:plain

ところでこのTo-Doですが、ドメインが2種あるようです。

https://todo.microsoft.com/ja-jp

f:id:mohessu:20180114142234p:plain

https://to-do.microsoft.com/

f:id:mohessu:20180114142617p:plain

To-Doとtodo、ハイフンの有無で2つのアドレスを使えるようにしているようです。
ドメインが異なるため、両方ともにログインが必要ですが、アクセス先は同じになっているようで、どちらでも同じ効果があるようです。

初期の段階でURLを迷ったのでしょうかね笑

To-Doもほかの機能と同じように初期状態は利用可となっているため、利用制限などをかけたい場合はライセンスをオフにすることを忘れないようにしましょう。

音楽:Gravity

Office365 Outlook REST API v1.0は2018年11月までに利用不可となります。

昨日の続きのような形になるのですが、 Outlook REST API v1.0が利用できなくなり、Microsoft Graph APIOutlook REST API v2.0を利用していくよう勧告が出ています。

以下サイトにあるように、Outlook REST API v1.0は2018年11月1日には基本認証ができなくなり、2019年11月1日に完全に利用できなくなるようです。

Outlook REST API の使用

 今回の勧告は最近いろいろと入れ替わっているものと比べると期間が長いですが、プログラム改修の範囲が広いものと踏んでいるのだと思われます。

これに合わせて、Office365 Discovery(使われているの見たことないかも汗)、Lice Connect APIもEOSに向かっているようなので合わせて意識しておきましょう。

Office Dev Center - Outlook REST API v1.0, Office 365 Discovery and Live Connect API deprecation

音楽:旧約の語るところ

Office365 Microsoft Graph Reporting APIのリリース

昨年末の2017年12月18日にMicrosoft Graph Reporting APIがGAしていました。

パブリックプレビューの開始が同年4月だったので8か月でのリリースでした。

Office365 Reporting Web Serviceの終焉とMicrosoft Graph reporting API Public Previewの公開 - ()のブログ

4月の時点では、2017年10月にOffice365 Reporting Web Serviceが終了となるという予定だったのですが、Graph Reporting APIがリリースできておらずそのまま延長されていたのですが、このGAを経て2018年1月29日までに完全にクローズする方向となったようです。

一部APIは今後も継続で利用できたり、置き換わるGraph Reporting APIがなかったりとどのようにアプリを更改していくのか検討していく必要があります。(といってもあまり時間がないのですが、、、)

https://techcommunity.microsoft.com/t5/Office-365-Blog/Announcing-the-General-Availability-of-Microsoft-Graph-reporting/ba-p/137838

ここのところTLSやらなんやらでいろいろな機能が入れ替わっていっており、開発側の対応が多くなっていますが、これこそがマイクロソフトが意識している継続開発なのでしょうね。
Office365のみならず、Windows 10含めこの考え方を意識していくことが今後の情報系ITを進めるうえで重要な要素になるのかと考えられます。今がこの波に乗るチャンスと思って、いろいろな考え方を取り込んで、モジュールが古くならないように更新を行っていきましょう。

音楽:バイク