Office365 SharePoint Online 共有メニューの変更

SharePoint Onlineの共有の管理が若干変わったようです。

今までのSharePoint共有といえばACLを操作するのが主となっていましたが、今後のSharePointでは、共有リンクを提供する形に変化するようです。

共有手順は簡単で、対象を選び共有を押下するだけ。

【右クリックメニューからも、上部の共有ボタンからも遷移可能です】

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例えば編集としての共有ですが、表示編集を上部で選びメールアドレスを入力して送信を押下することでリンクのアドレスが該ユーザーに送付される形になります。

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ユーザーを入力して送信を押すと、メールが送付されます。

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°のアドレス情報を送付したかは送付後に表示されています。

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アドレスの体系としては3つのパラメータをサイトに渡す形のようです。
これで見るとトークン情報を基にユーザーを割り出すのでしょうか。ただ、リンクアドレスは構造上誰もが同じアドレスをもらうように見えるので、表示方法をとっているだけかもしれません。

【リンク先の構造】
guestaccess.aspx?guestaccesstoken=&folderid=&rev=

今までのようにACLを中心に操作したい場合は共有ボタン押下した後の画面で三点リーダーを押します。アクセス許可を管理する画面へのリンクが表示されます。

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見慣れた権限設定画面に遷移しました。
共有リンクの管理は今までにない表示ですね。

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構造を変えた理由はいろいろあると思いますが、リンクからサイト構造がわからなくなるのは一つの利点な気がします。
リンク先が第三者に漏れたとしても、どのようなやり取りをしたのか容易に想像できなくなっています。

こういった些細な点からセキュア化を進めていくことは必要なことだと思いますのでどんどん進めていってもらいたいですね。

音楽:瞳残照

 

Windows 10 Build 16288リリース

Fall Creators Updateリリースまで1月程度となりました。
今週のWindows 10 Insider Previewリリースでは バージョン情報が1709になり、Insider Previewのウォーターマークが消えました!

【リリースは10月ですが、バージョンは1709で確定のようですね】

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ウォーターマークも消えています】

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今回もバグフィックスが中心なので、トピックとしては弱いのですが、Insider PreviewのFirst、Slow両リングに配信されているようなので、いいペースでバグが抽出できている状況なのではないかと推測されます。

既報の通り、Office365 Proplusは先に1709がリリースとなっているため、続くWindowsも遅滞なく進んでいってくれることを望みたいところです。

音楽:鶴飛び去りし

Office365 Proplusの10月更新はオンライン翻訳が提供されるようです

昨日バージョン1709のOffice365 Proplusの話をしていましたが、今日はバージョン1710についてです。

自分で文章を作るときにはあまり利用しないかもしれませんが、MicrosoftのサイトなどからWord文書をダウンロードした際によく使う翻訳機能がクラウドベースのMicrosoft Translator serviceに置き換わるようです。

【Word - 翻訳機能】

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詳細は以下に記載がありますが、この機能に置き換わることで、一時的に機能が縮退されるようです。上記画像にあるミニ翻訳ツールなどが利用できなくなるようで、単語帳代わりに翻訳機能を利用されていた方にとっては少し使い勝手が落ちるような形になるようです。

Admin considerations for the modern Translator feature in Office - Office Support

ただ、過渡期だからなのか、オフラインでの翻訳機能を継続して使う方法も用意されているとのこと。

グループポリシーの適用で回避が可能なようなので、今までの翻訳機能を十分に活用されていた方は今のうちにポリシーの適用方法を覚えておくとよいかもしれませんね。

音楽:船乗りたちの酒場

Office365 Proplusの9月更新が提供されています。

Office365 Proplusに9月の更新が提供されました。

更新プログラム チャネル リリースのバージョン番号とビルド番号 - Office サポート

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これは、今年4月に発表されていた、Office365 Proplusの年2回更新のうちの9月分となります。

このタイミングよりチャネルの呼び名が変更となり、わかりやすくなったようです。

正直なところ中身が変わっていないのでどちらでもいいんじゃないかとも思いますが、一般的にはわかりやすくなったのではないでしょうか。

Office 365 ProPlus 更新プログラムの管理に関する今後の変更の概要 - Office サポート

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今回、6月に出た半期チャネル(対象指定) 1705の半期チャネルの提供開始となります。このリリースにより1609はサポート対象から外れますのでまだ残っている場合は早急に入れ替えるようにしておきましょう。

音楽:対局

Office365 アプリケーションランチャーが新しくなるようです。

Office365の中で一番アクセスする回数が多くなると思われる、アプリケーションランチャーが新しいタイプに更新されるようです。

具体的には、今のタイル型アプリケーションランチャーがモダンなタイプのランチャーに変更されるようです。

【現在のランチャー】

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【新しいランチャーはリンクサイトを参照ください】

Meet the new Office 365 app launcher - Office 365

 

上記サイトの動画内に新しいランチャーのイメージが表示されるのですが、
タイル感がなくなりメニューのようなテイストに置き換わるようです。

Fall Creators Updateの直前でこの発表ですから、Fluent Design Systemの側に舵を切ってきた可能性があります。

基調色が白っぽくなると同時に、タイル型アイコンから横長のメッセージ付きアイコンに方針が変わったように見受けられます。

この変更は、2017年10月中旬までに一般配布が始まるようなので、一度展開したサイトを確認いただき、どのような変更となるかご自身の目で確認いただくのが良いと思います。

しかしながら、Office365も目まぐるしく変化していきますね。
これに後れを取らぬよう、鍛錬を忘れずに行っていきたいものです。

音楽:磔

Office365 SharePoint Onlineの既定のドキュメントモードがEdgeとなるようです

2017年10月より、SharePoint Onlineサイトの既定のドキュメントモードがEdgeとなり、ついにIE系の互換がから一歩離れていくとのことです。

ドキュメントモードとは、互換性を意識たつくりを進めていたInternet Explorer時代にとてもよく使われたもので、昔作成したサイトを新しいIEに適合させる際に、IEの機能を落として昔と同じように表示させるという機能です。

今でこそブラウザに合わせて表示を直していくという考え方が主流ですが、当時はブラウザのバージョンアップを抑止しても既存サイトをそのまま表示したい。という要望が強くあったので準備された機能だったのでしょう。

で、その互換性を担保するためのドキュメントモードですが、SharePoint OnlineではIEで表示させる際にはIE10で動作することを明示していたのですが、この度Edgeモード(IE11から実装されているモード)に変更することになったようです。

実際、IE10のサポートはWindows Server 2012のみ継続されており、その他のOSではサポートが打ち切られています。
そのため影響は少ないと判断したのだと思われます。(実際にはWindows Server2008はIE9のサポートが残っています。)

ちゃんとOSをバージョンアップしているケースにおいては問題は少ないのですが、追いついていないケースなどがあるとSharePointページを表示できなくなる恐れがあります。

マスターページを開き、<SharePoint:IECompatibleMetaTag runat="server" />を<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=10" />に置き換えると旧来のまま動作するらしいのですが、ぜひこれを機に新しいOS,ブラウザを利用するように心がけていきましょう。

音楽:幼き思い出

Office 365 SharePoint Online 利用可能なファイル名変更に関する問題点

SharePoint Onlineで利用可能なファイル名が増えました。
その影響で一部機能が該当ファイル名の際に動作しないという問題が発生します。
そのいくつかを紹介しておきます。

1.旧SharePoint画面で2段目の三点リーダーが動作しない。

ファイル一覧の三点リーダーをクリックすると、Office Onlineでのプレビュー画面が表示されます。
そのプレビュー画面の中の3点リーダーを開くことができません。

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2.Outlookへの添付がうまく行えない。

既報の通りですが、Outlookへの添付では、Outlook側の問題で動作しません。
直接クライアントからファイルを添付するようにしましょう。

Office365 SharePoint Onlineの利用可能文字が拡大されました。 - ()のブログ

3.Office Onlineでファイルを保存できない。

これも既報ですが、Office Onlineではファイルが保存できたりできなかったり。
安全を考え、新しいファイル名称を利用しないように注意しましょう。

Office365 SharePoint Online 新しいファイル名保存 - ()のブログ

4.フォルダーの先頭には~や.は利用できない。

これも3と同時に既報ですね。フォルダー名の先頭には~、.は利用できません。
ただし、エクスプローラービューでアップロードすることは可能ですので、
どうしてもこのフォルダー名が必要であればエクスプローラービューでドラックアンドドロップしましょう。

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5.ファイル名の先頭を~や.に変更できない。

~や.の先頭問題はファイル名にも適用されます。
ファイルのアップロードでは問題なく動作するので、ファイル名の変更時にバリデーションがかかっているのだと思います。
このケースも最初から名称がほしい場合はエクスプローラービューかアップロードでやりましょう。

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いろいろとうまくいかないケースはあるのですが、移行などの際には有用かと思います。うまくこの機能を利用していきたいところですね。

音楽:自灯明