Office365 SharePoint Onlineのアプリの現在

SharePoint Onlineでチームサイトを作成できるようになり早5か月。

当初SharePoint アプリとして登録されていた機能の数は16件。

Office365 SharePointチームサイトのページ作成 - ()のブログ

現在ではなんと21件になっています。

まだプレビューが取れないものも多いですが、どんどん機能が増えてもなお、シンプルに利用できるサイトが作れるように機能は絞られている印象です。BDCとか、わかりにくかったですからね。

【2017年2月頃のチームサイト アプリ一覧】

【2017年7月頃のチームサイト アプリ一覧

f:id:mohessu:20170729210333p:plain

f:id:mohessu:20170729210346p:plain

f:id:mohessu:20170729210756p:plain

以下に2月から7月の間の違いを書き出しておきます。

追加されたもの

  • Hero
  • イベント
  • ストリーム
  • ドキュメントライブラリ
  • ニュース
  • ユーザー
  • リスト

削除されたもの

  • ニュースのヘッドライン
  • ニュースのリスト

なんとすでに削除された系の項目もあります。

削除されたのはニュースアプリなのですが、新しいニュースアプリの中に両方が組み込まれた感じですかね。
ニュースアプリでは今はこの3種を選ぶことができます。

【主要ニュース】

f:id:mohessu:20170729222534p:plain

【リスト表示】

f:id:mohessu:20170729222732p:plain

【横並び】

横並びでは横幅に応じて2段、1段と変るようで、Webパーツの編集画面ではリスト表示と同じ1段表示になっていました。

f:id:mohessu:20170729222952p:plain

アプリが減った分、サイト作成にはセンスがいるようになった気がします。
コンセプトを決めていろいろなサイトを作っていきたいですね。

音楽:rise

Windows 10 Build 16251リリース

先週のリリースは実施されなかったため、アクションセンターのボタン位置がずれ続けていて結構悲しかったのですが、今週はリリースされました。

 

大きなリリースポイントは、携帯電話(Android)と連携ができるようになったことでしょうか。

【設定画面に電話項が】

f:id:mohessu:20170729013524p:plain

まだAndroidしか動作しませんが、iPhoneでの動作もすぐにできるようになるとのこと。

【設定項目は電話の追加のみ】

f:id:mohessu:20170729013744p:plain

【SMSで電話がかかってくるようです】

国際電話扱いなのでJP(+81)を選択するようにします。

電話番号を入力し、Sendを行うことで接続ができるのかと思われますが、日本からなのか、手元のスマホiPhoneからなのか、私の環境ではSMSが届きませんでした。

f:id:mohessu:20170729014202p:plain

この機能が利用できるようになれば、Web画面をPC-スマホ間で連携できるようになるようです。
早く私の環境でも使ってみたい、、、

そのほか、Cortanaの機能が強化されたようです。
今までは詳細を知りたければWebを開く。というような動きでしたが、Cortana画面の中で詳細を表示する機能が増えたとのこと。

残念ながらいろいろしゃべり変えてみましたが、その状態を表示することができませんでした。汗

【固まるCortanaさん】

f:id:mohessu:20170729020928p:plain

と思ってたら、再起動したら表示されました。
全画面ではないため、一次的に見る内容であればちょうどいいのかもしれません。
ただ、作業状況はとっておけないのです、、、

f:id:mohessu:20170729145655p:plain

計算もできます。
単純な内容なら電卓起動しなくてよくなるのでこれはよい!

f:id:mohessu:20170729145928p:plain

ほか、CortanaからPCのシャットダウンやロックが行えるようになったとのこと。

この辺りは使いようを考えないとだめかもしれませんね。

設定によっては誰の声でも反応するようになっているはずで、その状態だと他人にPCをシャットダウンされる可能性が汗

 で、「コルタナさんロック」と喋りかけたら株価が出てきました笑

f:id:mohessu:20170729150144p:plain

「コルタナさん再起動」あれ、まだできないようですね。
言語対応は次のバージョンでしょうか。

f:id:mohessu:20170729150319p:plain

 

音楽:バイク

Office365 Home Pageが認証必須になる?

Office365 メッセージセンターに突如オレンジ帯の項目が現れました。

8月9日以降、「Office365 ホームページにアクセスするには、Azure AD Premiumの条件付き認証が必須となる。」ようなことが書かれています。

id:MC111165 Authentication requirements for Office365 home page...】

f:id:mohessu:20170728004141p:plain

この Office365 Home pageがさすところはどこなのかが不明なのですが、

portal.office.com、office.com全体をさしているような感じがしています。

ということは管理センターにも入れないのかなぁ。と読んでいくと、条件を満たしていない人でも、Office入れたい人はaka.ms/office-installから飛んでね。という冷たい内容が笑

案内された先は「https://portal.office.com/ols/mysoftware.aspx」まさにportal.office.comですね。

f:id:mohessu:20170728021049p:plain

となると、本当に管理ができなくなるのか??といろいろ資料をあさっていましたら、誤記だったのでしょうか、メッセージセンターから該当項目が消えてなくなりました。

とはいえかなりインパクトのある内容だったので、引き続き復活してこないかチェックが必要ですね。

管理者は黙ってAzure AD Premium!というのも一興なのかもしれませんが。

 

2017/8/1 追記:どうもAzure AD Premiumで条件付きアクセスを利用している場合、本項に記載があるように、管理ポータルへのアクセスに条件付き設定が必要になるようです。テナントにより対応が必要な時期は異なると思いますが、条件付きアクセス設定されている場合は早期に対応しておいたほうがよさそうです。

音楽:風馬

 

Office365 ナビゲーションバーにアプリを付けられるように

今まで、Office365といえば、上にある余白が邪魔。という評価が多かったメニューがある上部のナビゲーションバーですが、実は最近アプリを配置することができるようになったようなのです。この機能は地味に有用かも知れません。

要するにショートカットなのですが、IE3のころからアプリのショートカット(お気に入り)はどこに置くのが良いかという議論が行われているので、選べる状態になるのはとても良いことかとかと思います。

*ブラウザではショートカットをメニューに入れるのか、Webの画面上に置くのか。という議論があり、ブラウザやSharePointやらバージョンが上がるごとにショートカットの置ける場所が変わっていったので、この気持ちがわかる人は多いはず、、、

【アプリを置いていない状態】

f:id:mohessu:20170726011258p:plain

対応はすごくシンプルで、メニューを右クリックしていき、「ナビゲーションバーにピン留めする」にチェックを入れるだけ。

【ここにチェックを入れましょう】

f:id:mohessu:20170726012328p:plain

【右上にショートカットができました】

f:id:mohessu:20170726012532p:plain

ショートカットをおせば、自画面がリンク先に早変わり!

f:id:mohessu:20170726012636p:plain

というわけで実体は左のメニューからいくつかピックアップできるだけなのですが、メニューから探す手間などを少しでも減らそうという目論見なのかと思います。

こういった小さな改善の積み重ねはモノをよくしていくときに必須な行為なので、どんどんやってもらいたいですね。

音楽:預言者

Office365 SharePoint Online 画像ギャラリー

前回に続き、コミュニケーションサイトの解析です。
今回は画像ギャラリーです。

【画像ギャラリーの編集モード】

f:id:mohessu:20170725010659p:plain 編集の設定はレイアウト配置のみとなっています。

【レイアウト:タイルタイプ】

タイルタイプにすると、SharePoint2013からある四角い領域に画像を表示するスクウェア、テレビと同じ16:9のワイド、古いテレビの4:3スタンダードから選択できます。

f:id:mohessu:20170725011408p:plain

【レイアウト:カルーセルタイプ】

ルーセルは左右に画像をフリックすることができるタイプの設定となります。

このレイアウトを選択すると、設定はなくなります。

f:id:mohessu:20170725011716p:plain

(画像の順序はタイルの画面で決めた順序となるようです。設定するには両方のレイアウトの使い分けが必要ですね。)

【画像のプロパティ】

各画像にはタイトル、キャプション、代替テキストを付与できます。

画像右下の鉛筆マークから設定します。

f:id:mohessu:20170723231515p:plain

タイルもカルーセルも同じ内容ですが、
ルーセルの場合タイトルのみの利用となります。

キャプションの表示はタイル表示で、クリックした際にのみの表示となります。

f:id:mohessu:20170725013651p:plain

タイルの時に画像をクリックすると以下表示形式になります。
全体画面での表示です。

f:id:mohessu:20170725013959p:plain

画像のアップロードはいつもの画面からですね。

f:id:mohessu:20170723233153p:plain

やはり全体的にスリムでわかりやすいインターフェースを感じます。

このノリが申請SharePointなんですね。

音楽:Green Bird

Office365 SharePoint Online HeroWebパーツについて

昨日の投稿でコミュニケーションサイトの作りが見えてきましたが、そこで利用されているHeroWebパーツ。

これは新参のWebパーツですね。
編集可能範囲は主にタイルの表示方法と数。
これらはWebパーツのプロパティとして管理されています。
表示方法は2種あり、タイルスタイルとレイヤースタイルです。
レイヤースタイルの3レイヤーが標準状態となります。

【タイルスタイル】

f:id:mohessu:20170723222015p:plain

【タイル数を増やすと横に増えます】

f:id:mohessu:20170723224049p:plain

【レイヤースタイル】

これが標準状態ですね。3つ、表示されています。

f:id:mohessu:20170723224151p:plain

【レイヤーを増やすと下に増えます】

f:id:mohessu:20170723224312p:plain

タイル、レイヤーともに1つから5つまでを選択できるようになっています。

続いて記述内容の編集です。記述内容を変える場合も、ページの編集からスタートです。
レイヤー、タイルの下側右側に白く表示された鉛筆マークを選択します。

【今度の鉛筆マークは白色です】

f:id:mohessu:20170723231515p:plain

【右下に鉛筆マークが!】

f:id:mohessu:20170723231340p:plain

押下すると右側にWebパーツのプロパティと同じように、レイヤー・タイルのプロパティが表示されます。

設定可能な大項目は以下の通りです。

  • リンク
  • 画像
  • オプション

【リンク(レイヤーケース)】

リンク、タイトル、説明文からなります。レイヤーの場合、右側に表示される内容です。

タイトルと説明文は文字数カウント機能付きです。カウントは実文字数で、バイト数ではなさそうです。ただし、サロゲートペア文字は2文字としてカウントされました。

f:id:mohessu:20170723231752p:plain

【リンク(タイルケース)】

タイルの場合、説明項目はなくなります。

その代わりタイトル表示の有無が選択可能となります。

f:id:mohessu:20170723232652p:plain

 

【画像(レイヤーケース)】

レイヤーケースでは画像とAlt文を選択できます。

f:id:mohessu:20170723231855p:plain

【画像(タイルケース)】

タイルの場合は画像なしで色のみを表示することを選択可能です。
色のみを選んだ場合の色はへんこうできない様でした。

f:id:mohessu:20170723232913p:plain

ユーザー設定を選び変更を押下すると、モダンタイプになってから見るようになった画像アップロード用のページに移動します。

f:id:mohessu:20170723233153p:plain

なお、自動選択された画像についてはどこから取得されるのかいまいちわかりませんでした。

【オプション(共通)】

オプションについては、レイヤー、タイルともに同じ内容となっていました。

画像選択した際のリンク先の名前ですね。
位置としては、リンクの下に置いておいたほうが良かったのではないかと思える内容です。

f:id:mohessu:20170723231950p:plain

このモダンSharePointサイトは、設定できることを極力シンプルにし、
エントロピーを落とさず、重要情報だけ伝えたい。という意図が見え隠れしますね。

このモダンサイトはまだ発展途上だと思われますが、どんどん利用していきたいと思えるような、意識づけがとても好感ですね。

音楽:Piano Bar I.

Office365 SharePoint Onlineのコミュニケーションサイト

 新しくなりつつあるSharePoint サイト群ですが、チームサイトとコミュニケーションサイトの二種類に絞ってテンプレート展開が行われています。

チームサイトはOffice365グループが展開され始めた時からあるのですが、コミュニケーションサイトは最近になって出てきた要素かと思います。内容を見ていきましょう。

まずはサイトの作成を押下し、作成を進めていきます。

f:id:mohessu:20170722234955p:plain

新しいサイトの作成画面が表示されます。

うーん、とってもシンプルになってよい感じです。 

コミュニケーションサイトを選んでいきましょう。

f:id:mohessu:20170722235100p:plain

コミュニケーションサイトの作成画面です。

サイト名とサイトアドレスを入力します。

サイトアドレスは自動的に入力されますが、「サイト名」項目の中から英字をピックアップしてアドレスを決めてしまうので、意識して修正したほうがよさそうです。

昔のように日本語もURLエンコードしてサイト名にするようなことはなくなったようでなにより!

f:id:mohessu:20170722235246p:plain

デザインの種類は3種から選択ができます。

【トピック】

f:id:mohessu:20170722235326p:plain

【ショーケース】

f:id:mohessu:20170722235425p:plain

【空白】

f:id:mohessu:20170722235518p:plain

サイトの構成はこれで完了です。

今回はショーケースを選んでみます。

f:id:mohessu:20170723000353p:plain

モダンな感じのサイトが作成されました。画像と文字の左右配置スタイルは最近頻繁に見かけるようになったものだと思います。
SharePointに取り込まれる速度が加速したと考えるとわかりやすいですね。

構造を見るために編集を進めていきましょう。

編集ボタンを押下して画像をポイントすると現れる左側のペンマークを押下します。

【ペンマーク】

f:id:mohessu:20170723000643p:plain

レイアウトを変更する画面がでてきました。
モダンなサイトも実態はHeroWebパーツと画像ギャラリーだけで構成されていることがわかります。

【Hero Webパーツ】

f:id:mohessu:20170723001045p:plain

【画像ギャラリー】

f:id:mohessu:20170723001222p:plain

言い方は悪いですが、とってもSharePointらしくないサイトの構成ですね(笑)。
逆に、この方向性で作っていけるとなると、一般のWebデザイン者さんでもシームレスにSharePointサイトを作っていけるレベルに簡素化された感があります。

おそらくOffice365の広がりも踏まえ、SharePointのありようが再定義されたのかと思います。
この方向性だとSharePoint Portal Server2003ころに目指していたものに近いのかと。
原点回帰ですね。
使用可能なパーツも徐々に増えていますし、今後がさらに楽しみになるSharePoint Onlineに注目していきます!

音楽:Gataway