Windows10 アクションセンターの動作について

Fluent Design Systemが発表されたのちの一回目のInsider Previewでアクリル効果が私の環境では発現しない!
ということを書いたのですが、発現しなかった理由が投稿してから2か月も経ってようやくわかりました。

ノートPCのバッテリーを節約するバッテリー節約機能。この機能が有効な場合はアクリル効果をオフにするようなのです。やはり透過処理はパワーが必要ということなのでしょう。

【バッテリー節約機能をオン】

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【バッテリー節約機能をオフ】

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色味が異なり、アクリルが有効化されている場合は全般的に灰色がかった感じに表示されるようです。

また、このバッテリー節約機能をオフにしておくとアクションセンターに涌くが付くようになったこともわかりやすくなりますね。

上記のキャプチャでは、Windows Updateとメールの表示がされています。グループ化されることで、見やすくわかりやすい感じになっています。

余談ですがBuild 16237のトースト表示、絵も出すことができるんですね。
Skypeのアップデートがあったとかで、絵が表示されて新鮮な気持ちに(笑)

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実際はトースト通知に画像が貼れるようになったのは、この機能が一般化したWindows8のころからだったと記憶しています。

しかし、なかなか絵が張られたトースト通知に出会ったことがなかったので珍しいものを見た感じになってしまいました汗。

なんだかんだでどんどんと製品は進化していっています。
その進化に乗り遅れないようにトレンドを追っていきたいものですね!

音楽:Tepee

 

 

Office365 Docs.comの移行機能へのリンク機能が付きました

Office365のDocs.comですが、2017/12/15でコンテンツが削除されることになっています。それに伴い、データをOneDriveへ移行することは昔のエントリで通知させていただきましたが、その際に通知されていたOneDrive移行機能へのリンクが管理センターについていました。

Office365 Docs.comがサービス終了となるようです - ()のブログ

【設定 - サービスとアドイン内のDocs.comに移行に移動リンクが】

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ただ、まだこれはリンクのみのようで、リンクをクリックすると問題発生画面に遷移してしまいました。

【残念ながら問題発生中です】

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2017/6/19頃にリリースという話だったと思うので、一時的なアクセス不可といった可能性もありますが、そろそろ以降に着手していきたい時期ですよね。

特にエンタープライズの移行はユーザーへの影響を考慮する必要があるので、今日試して明日実施などといったスピード感はなかなか出せません。
早期に状況を確認して無理のない計画を立てていきたいところですね。

音楽:SANTI-U

Office365 データの移行を推進する方法

Office365を利用するにあたって、エンドユーザーへの教育から始めて、一から導入していく方法もありますが、利用の加速を目的としてすでに手元にあるデータを移行しつつ利用推進を行いたいという要望はよく聞きます。

そんな時にある程度のまとまったライセンスを購入されている場合、FastTrackCenterを利用した移行を考えてみてはいかがでしょうか。150ライセンス以上を利用する場合に受けられる特典が以下のサイトに記載されています。

Data Migration

大きく分けて、メールとファイルサーバーの移行を行うことができるサービスです。

メール側だとNotesやGroup wise等を移行できる特色があり、
ファイルサーバー側だとSharePointやOneDriveにデータを割り振ることができます。

双方とも移行の速度などは定義していませんが、24時間バッチで移行してくれるため、手間となりそうな部分を肩代わりしてくれるのが最大の利点でしょうか。

移行タイミングをシビアに検討しなくてよい状態の場合などぜひこのサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:Cantabile

Office365 旧型SharePoint サイトのリスト表示について

SharePointも早いもので、SharePoint2013で一定のビューワープラクティスを生み出していたと思っていたのですが、SharePoint2016をリリースする前後で、Office365側からライブラリのイメージを一新させる機能を追加しています。

それから1年近くがたち、そろそろ新しいフォームになれて来たかな。といったタイミングで、リスト・ライブラリの左ナビゲーション下側にある「従来のSharePointに表示に戻す」を押下した後に元に戻す機能を追加することになったようです。汗

【左下に元に戻すナビゲーションがあります】

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【今までは一度押すと元に戻せませんでした】

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まさかのここにきて元に戻すボタンを追加するということのようです。

実際にはあと数か月かけて導入を進めていくとのこと。

過去の使い勝手を維持させつつ新しいものとコンパチさせるという方向性は、新しくなることを推進する立ち位置としてはポジショニングが難しくなりますね(笑)

ただ、ユーザーのことを考えるとこういった機能が重要なのかもしれません。

※実は今までも戻るボタンこそなかったものの、F5などで更新を行うことで元のモダンスタイルの表示に戻すことはできました。今回はこれをユーザーが視認しやすい形に変更するということのようです。

音楽:今川エンタ

 

Windows 10 Build 16237の続き

前回紹介したもの以外にも、Build 16237では改善が行われています。

Hyper-Vマネージャー】

Hyper-V マネージャーにも変更が加えられています。

クイック作成を実施した際に、AzureのIaaSを利用した時と同じような、仮想マシンギャラリーが表示されるようになりました。

仮想マシンギャラリーを見る場合はHyper-Vマネージャーを起動し、仮想ホストを右クリックしてクイック作成を選択します。

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左ペインのオペレーティングシステムの選択にWindows 10 dev environmentが表示されています。イメージ展開に33GB近く必要になるので手元環境では試せませんでしたが、仮想環境に対するカジュアル感が増してきますね。
利用想定は開発者ですかね。私はうまくイメージができませんでしたが、この機能によって、コンシューマに仮想化がアピールできると新しい世界が見えてくる気がします。

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【タスクマネージャー - GPU表示】

タスクマネージャーのGPUについても変更が。
前回までのBuildではGPUが複数表示されていましたが、ソフトウェア系のアダプタが表示されなくなり、右下に物理的な接続位置が表示されるようになりました。
どのバスに接続されているか。等は自作PCやってないとわからない領域かもしれませんが、ソフトウェアアダプタが表示されていると余計に混乱。だと思うのでちょうどよい方向性かもしれません。

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この項目って、AIなどでGPUを利用するプログラムを走らせても変動があるんですよね?(おそらくそっちの利用が主目的ですよね)

その際にはCPUと同じように表示してもらいたいでしょうから、物理/論理コアで表示されるとうれしいのだと思います。
この辺りの表示方法は今後も変更されていくようなので、ぜひ見守っていきたいところです。

音楽:荒れ花道

Windows 10 Build 16237リリース

Windows 10のInsider Preview Build 16237がリリースされました。

今回は大きな機能追加は内容ですが、着実に週次更新を行っているところがさすがです。
前回のBuildから大きく番号が上がっていないところがちょっとした慎重さを感じますが、Build手続きの最適化などがあったのでしょうか。DevOpsで大規模アプリを作る体制はなかなかないと思うので、詳細を確認してみたいところです。

今回のBuildでは、大幅な更新はなく、小幅な機能追加にとどまっているように思えます。Fall Creators Updateに向けて、やることが決まってきたのでしょうか。
今回はその中からいくつか紹介させていただきます。

【アプリがぼやける問題】
サブディスプレイ使用後にアプリのDPIがおかしくなる事象(ぼやける事象)が改善されたようです。
おそらくWindows8頃からあった問題で、画面のDPIが変わるような動作をした場合、再起動しないと戻らなかった点が、アプリの再起動で修正されるようになったとのこと。私も昔頻発していた記憶があるのですが、バグだったんですね。
アプリの再起動は必要なのですが、OS再起動に比べればかなりの改善かと思います。

【アクションセンターリマインダーの表示形式の変更】

時折トーストの形で右下に表示されるリマインダーですが、少し表示に隙間ができるようになりました。

まず、Outlookの予定表などで予定を追加します。今回はカレンダーで追加しました。

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時間の10分前くらいになると、リマインダーが動きます。

背景アプリがわかりにくいですが、よく見るとタスクバーや右端から少し離れて利マインドが表示されていることが確認できます。

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リマインダー周りはいくつかのバグフィックスも行われたようです。

新機能を増やしていくもの良いのですが、こうして着実に動きをよくしてくれる対応もどんどん進めていってもらいたいですね!

音楽:縮緬エアー

Office365 新規テナントの取得について

今までOffice365の情報を載せてきましたが、利用していることを前提に記載していたため、利用開始することを意識した内容はほとんど記述していませんでした。

そこで今回は、新たなテナントの取得を一から追っていきたいと思います。

まずはブラウザを立ち上げるところから。
こういった利用情報の更新や新規作成時は、ブラウザのキャッシュに注意が必要です。
意図しないキャッシュが残っていたりすると、意図しないサブスクリプションと紐づいてしまうなど、よろしくない状態が生まれます。

そのため、ブラウザはプライベートモードでの起動が必須です。

Edgeでは「新しいInPrivateウィンドウ」から画面を開いていきます。

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ブラウザが開いたら、Office365のプラン比較サイトを開きます。

すべての一般法人向け Office 365 プランの比較

https://products.office.com/ja-jp/business/compare-more-office-365-for-business-plans

プラン比較サイトでは、右側2つ、Office365 E3とOffice365 E5に無料試用版が用意されています。実利用の場合でも、無料試用版を取得してから実利用ライセンスと紐づけることになるため、まずは無料試用版を押していきましょう。(今回はE5の無料試用版を取得します。)

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 次の画面に行くと利用のための諸情報を入力する画面に遷移します。

国情報などは後々変えられないので、注意しながら入力します。

  • 国情報(選んだ国の法律などに影響するので、多国籍で利用する場合はマイクロソフトの営業担当と会話したほうが良いでしょう。一般的には主要利用の会社に合わせることになります。)
  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 会社名
  • 組織規模(人数)

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次にユーザーIDの作成です。

ここでテナント名を決めることとなります。
このテナント名も一度決めると変えられないため、注意して記入します。
さらにテナント名は世界で一意となる必要があるため、他者が取得したものは利用できません。

 

  • ユーザー名
  • 会社名(これがテナント名となります。取得は先勝ちなので会社名である必要はないですが、わかりやすいものにしておきましょう。)
  • パスワード

 

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ロボット確認が入ります。
個々での入力内容によって、SMSか電話で認証コードを伝えてきます。

記述が非常にわかりにくいですが、送信ラジオボタンを選択すると電話がかかってきます。

ここでは国際番号を入力した電話番号を入力します。

日本の電話番号は先頭で+81を選択し、頭のゼロを抜いた番号を入力します。

例)携帯電話なら+8190等からスタートします。

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メッセージを自分に送信を選択しておくと、Verifyという送信先から「認証コードをOffice365 Enterprise E5 Trialのコードとして使う」というそっけないメッセージが飛んできます。認証コード部分を入力しましょう。

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入力するとしばしお待ちくださいとメッセージが表示されます。

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約1分ほどで以下画面に。

下部にしばらくお待ちください。は表示されていますが、ここまでくれば完了です。

https://portal.office.comにアクセスしましょう。

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ログイン情報は先に入力した内容が保存されるようで、URLにアクセスした瞬間からログインされた状態となっていました。

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右上の名前をクリックすると誰でログインしているかわかるので確認しておきましょう。

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テナントの取得はこれで完了です。15分もあれば完了できる内容ですが、間違えると戻れない内容であったりもするので、気を付けながら入力していきましょう。

音楽:VOICES