Windows 10 Build 16188リリース

Windows 10のInsider Preview、Build16188がリリースされました。
今回はかなり更新が加わっています。
まずは簡単なところから。

Insider Programのアイコン変更

Windows Insider Programのアイコンが、人の形から猫に変化しています。
公式にはNinjaCAT(Insider Program公式キャラクター?)であるとの記述が。
Windows10のフォントにはNinjaCATを表示するためのフォントが入っていたりします。

Windowsの設定画面:Creators Update】

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Windowsの設定画面:Build 16188】

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Cortanaの設定位置の変更

Cortanaの設定位置が「設定」画面に移動しています。
内容に変化はないので、Cortanaボタンから行くか、設定から行くか、どちらでも好きなほうから移動することができます。 

Windowsの設定画面:Creators Update】

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Windowsの設定画面:Build16188】

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【旧設定ボタンも同じ画面に遷移します】

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【Cortana設定画面:内容は引き継いでいますね】

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EdgeでPDFの編集が行えるようになりました。
Ink活用の一端ですね。
ちなみに、二本指でスクロールかけたところ、直線を引くことができました。
マウスでも同様の動作になるのでしょうか。
また、保存も行えます。もちろんPDFのまま保存されます。

 

【Edge PDF Editボタン】

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【Edge PDF Editor】

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大鏡の更新

大鏡の機能が大幅に更新されていました。
大鏡をショートカットで起動できるように。
「Win」+「+」ボタンですぐに起動できます。
この機能は意外と利用どころがある気がします。
拡大される際もシームレスにズームされるので、プレゼン時などに使えるかと。

【拡大鏡

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【拡大鏡のショートカット一覧】

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ほかにもWindows Defender Application GuardにEdgeが対応しているなどあるのですが、続きはまた今度で。

音楽:3tops

Windows マップの3D表示

Windows 10 Creators UpdateではWindowsマップも更新されています。
視覚デザインの更新は結構衝撃的だったので紹介しておきます。

Windows マップの新機能】

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Aniversary Update時は3Dマップがかっこよかったのですが、今回は通常マップの3D表示。
富士山を検索した画像がこちら。
もちろん、マップにInkで書き込みも行えます。

【富士山】

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【Inkは手書きで書き込むことが可能】

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【画面に沿って展開されます】

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【品川駅周辺の高低差も見て取れます】

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残念ながら一部の地名などでは回転させた際に文字が下を向くような機能が付いていないのですが、この等高線を用いた3D感は感動ですね。

コンシューマ向けの機能ですが、うまくビジネス向けに応用できませんかねぇ、、、

音楽:虎元気

gmailの連携強化が提供されていました

先日の投稿で、数日内には更新されるとしていたInsider Programでのgmailの強化機能ですが、私のアカウントにも配布されるようになっていました。

【連携強化の画面】

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連携方法としては、Windows10 メールを起動するだけ。
起動時の画面で更新の案内が表示されます。

なお、このタイミングでgoogleに再度ログインを要求されました。
トークンが切れたのか、ほかの理由なのかは定かではありません。

google側へのログインは再度必要に】

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また、許可リクエスト元が今回はOutlookになっています。

前回、メールを設定するための許可リクエスト元はWindowsでした。
また、許可する範囲も広がっており、Googleドライブ、メールアドレス以外のプロファイルまで要求するようです。
まあ関連情報などを見つけるのが強化された内容ですから、パーソナルプロファイルは必要ですよね。

【今回の許可内容】

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ここで許可を行うことで作業完了。
ものの5分で設定は完了です。

【完了】

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ただ、即時動作ではないようで、受信トレイに優先受信トレイのようなタグはありませんでした。

Outlook.comの場合は優先トレイがある】

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gmailではまだ表示されない】

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Microsoft のクラウドに Google アカウントを同期する - Outlook for Mac

上記URLによると、そのうちに同期がかかり動作するのだと思いますが気長に待ってみましょう!

音楽:Run

SharePoint Add-inについて

久々にSharePointアプリの開発情報をあさっていたら以下のサイトにたどり着きました。
SharePointでの開発要素について簡潔にかつ分かりやすく記載されています。

SharePoint Add-ins

私も認識がなかったのですが、現在のSharePointアプリ(SharePointアドイン)では、SharePointサーバー内でのアドインが禁止となったようです。
つまり、カスタムWebパーツ、カスタム列が利用できなくなったように見受けられます。
また、このサイトには作成したアドインがどこの画面でどのように見えるか記載があります。
このレベルで記載があると非常にわかりやすいですね。

【アドインの配置位置(転載)】

https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798836.jpg https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798837.jpg https://i-msdn.sec.s-msft.com/dynimg/IC798838.jpg

おそらくOffice365とSharePoint Onlineが台頭してきたときに変わったのだと思いますが、ホストとゲストをサーバーレベルで分ける必要がある考え方はよりセキュアにしていくために必須だったのでしょうね。
サーバーサイドでの動作はWSS3.0のころに確立していたので、一昔前の考え方であると。
一つの世代が移り行いた感がありますが、この方式覚えていかないとなりませんね。

 音楽:War Ship

Windows 10 S発表

Windows 10 Cloudなどとの愛称で呼ばれていた新しいWindowsWindows 10 Sという名前で発表されました。

Introducing Windows 10 S – Streamlined for Security & Superior Performance

このサイトのタイトルにもあるように、Windows 10 Sの「S」はStreamlined for Security & Superior Performanceの頭文字を表しているようです。
合理的なセキュリティ、優れた性能といった感じでしょうか。

そのほか、Windows10 Blogではsimplicity、簡単さも強調しており、すべてにStreamlined、合理性がかかってくるのだと思われます。
すなわち、価格、ユーザーベクトル(利用性向)比で堅牢なセキュリティを有し、簡単で意義のあるパフォーマンスを追求した製品であると。

今まで、最高のユーザー体験等、高いレベルで成熟したシステムであることを強調することが多かったと思うのですが、ここにきて合理的である。という方針転換は理にかなってますし、わかりやすくてよいですね。

実態としてはWindows RTのような感じが近く、Windows Store経由でUWPで作成されたアプリのみが動作可能となる模様。RTが2世代までしか出なかったことを考えると、どのようにシェアを得ていこうとしているのか見ものですが、個人的にはChromeなどのアプリがUWP化されてこないと厳しいんじゃないかと思っています。

ただRTとは異なり、開発を見送っていたHPやToshibaからもWindows 10 Sモデルが出るということなので、少しは期待感が増してきますね。

あとは日本市場にも投入されるかどうかなのですが、廉価バージョンのWindowsは日本には投下されないケースが多いので、こればかりは予断を許さない状況かと思われます。
同時に発表されたSurface LaptopはWindows 10 S搭載ながらWindows 10 Proへバージョンアップできるようなので、内部レベルでは互換は保たれている模様。やっぱり日本市場での活躍の場は薄いんじゃないかって思えてきますね。

音楽:Lost Memories

Office365 Office Online Serverがバージョンアップしました

Office Online Serverがバージョンアップし、Windows Server 2016に正式対応したようです。

Office Online Server (Last updated March 2017)

https://msdn.microsoft.com/subscriptions/securedownloads/?#searchTerm=&ProductFamilyId=685&Languages=ja&PageSize=10&PageIndex=0

このOnline Serverはインストールにライセンスが不要なサーバー製品で、VLSCからダウンロードするのが正式なようです。

今回の更新でおさえておきたいのは、Office Online Serverは最新のバージョンのみがサポートされるということでしょうか。
つまり、旧版をインストールしている場合、サポートが切れるようなのでビジネスとして利用している場合は早期に対応する必要があるのです。

更に、Office Online Serverはアップグレードが行えないとのこと。
長期停止が難しい場合、新たなサーバーを用意しインストールする必要があります。
できればアップグレードの手法くらいは用意してもらいたいところですが、この手の製品はそれも一長一短なので既定の手法で実施するのが良いのでしょう。

Power Point Onlineで共同編集性能向上などの機能強化もあるので、これを機に導入をしてみてはいかがでしょうか。

音楽:たまいれ

Windows10 Windows10メールでgmailを使った場合の重要メール機能が有効になるようです

いままでOffice365、Outlook.comでのみ利用可能となっていたFocused Inboxの機能がGmailに拡張されます。

この機能、Windows Insider Previewでは初めての試みとして、数週間をかけて徐々に利用可能なユーザーが増える仕組みで行くとのこと。
Office365を利用している方はよくある方式なので知っていると思いますが、Windows系でこのケースは初めてですね。

というわけで、この機能を利用するためにはgmailをWindows10メールに設定しておく必要があります。事前に設定を行っておきましょう。 

【メール】

まずはWindows10メールを起動します。
左ペインの右下にある歯車マークを押下し設定を開きます。

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 【設定からアカウントの追加を選択します】

設定-アカウントの管理を表示し、アカウントの追加を実施します。

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 【アカウントの追加】
アカウント設定でGoogleを選びます。

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【ユーザー情報入力】

ログインはちゃんとフェデレーション実装されています。
この仕組み、最近はどこでも利用されていますが、ちゃんと機能を理解しておくとよいと思います。OAuthとか、、、

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【リクエスト許可】

以下権限を要求されます。

  • メールの閲覧、送信、削除、管理
  • Google でのユーザーの把握
  • メール アドレスの表示
  • カレンダーの管理
  • アドレス帳や連絡先情報の管理

Windows10 メールでこれらにアクセスしてよければ許可してください。

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【完了】

これで設定完了です。

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 後は新機能が利用できるようになるまで待つだけです。
そのうち通知が来るとのことなので、気長にまちましょうー。

音楽:ともだち